35i or 50i?グレード選び 【BMW X6 特集】(1/2)
- 筆者: オートックワン 編集部
- カメラマン:吉澤 憲治(編集部)
35iと50iをエンジンで比較
2007年 9月フランクフルト。「Concept X6 Active Hybrid」としてBMW X6はふたつのサプライズとともに姿を現した。
ひとつは、今まで誰も見たことの無いクーペ型SUVのエクステリア。もうひとつは、BMWが開発中のアクティブハイブリッドの存在だ。いま考えると、BMWは革新的なデザインを纏ったこのクルマに、自慢のパワートレーンを搭載する意思表明をしていたのかもしれない。本稿では、そのエンジンを通じて2グレードを比較してみたい。X6のグレード選びの一助となれば幸いである。
まずはxDrive35i。3シリーズクーペに搭載されることで登場したこのパワーユニットは最大トルク400Nm、最高出力306psをたたき出す新世代のターボエンジンである。とはいえ堂々たる体躯のX6にはやや非力かとも思えたのだが、乗ってみると実に滑らかだ。ワインディングや高速クルージングも難なくこなし、必要にして十分という印象を受けた。
このモデルに限らず、BMWのエンジンは数値以上の性能を持っているようだ。今では1シリーズクーペにも搭載されるこのエンジン、X6ではその底力を見せつけられた気がする。
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