CVTで世界シェアトップを誇る「ジヤトコ」見学レポート/飯田裕子(1/3)
- 筆者: 飯田 裕子
- カメラマン:オートックワン編集部/日産自動車株式会社
CVTのグローバルシェア48%を占める「ジヤトコ」、今後の展開は!?
クルマのATやCVTなどトランスミッションの設計・製造・販売を行うJatco(ジヤトコ)というメーカーをご存知だろうか。
お得意先は日産自動車を筆頭に、インフィニティやルノー、三菱自動車、スズキ、大宇、クライスラーのジープ系モデル(三菱のアウトランダーとドライブトレーンを共用)にも採用されている。
クルマに興味のある方の中には、エンジンの回転を変速させ確かな動力に変える役目を果たすAT(自動変速機)やCVT(無段変速機)の製造メーカーを意識する方もいるだろう。
だが、一般的にトランスミッションへの意識は「クルマはスムーズに走って、燃費が良ければOK!」と考えてる方が多いのではないだろうか。そういう要求を性能面で支えるATやCVTは、まさに“縁の下の力持ち”的な存在と言える。
スムーズな走りもさることながら、近年のクルマはやはり環境性能の向上が重要な課題であり、それはエンジンはもちろんのこと、トランスミッションにも求められている。
そこで、近年のトランスミッションは低コスト化や動力性能の向上はさる事ながら、燃費性能などを高める開発がますます進んでいるのだ。
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