学生カーソムリエ、女神湖氷上ドライビングスクール参戦記 with iceGUARD 5!(2/3)

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学生カーソムリエ、女神湖氷上ドライビングスクール参戦記 with iceGUARD 5!
快晴の女神湖には様々な車種が集結した プロスペック代表を勤めるモータージャーナリストの日下部保雄氏 プロスペック代表を勤めるモータージャーナリストの日下部保雄氏 快晴の女神湖には様々な車種が集結した ツルツルのアイスバーンだけでなく圧雪路面も多い 各分野のトップドライバーとしての経歴を持つインストラクター陣 この日の一般参加者の皆さん ルノーやミニなど、輸入車も多数参加 竹内さんの愛車はWRX タイヤはiceGUARD5を装着 画像ギャラリーはこちら

インプレッサWRX×iceGUARD5の最強タッグで氷上へ

竹内さんの愛車はWRX

今回参加してくれたのは、学生カーソムリエの竹内綾汰さん。2014年11月には富士スピードウェイでのドライビングスクールに、また2015年1月には、カロッツェリア×学生カーソムリエのコラボレーション企画に登場してくれた彼が、今回は氷上に挑む。愛車は高性能4WDにターボエンジンを搭載し、ラリー競技でも活躍したスバル・インプレッサWRXだ。タイヤはiceGUARD5を装着。記事後半では、竹内さんの感想を交えてその性能をお伝えする。

ウエット路面とは”滑りの質”が違う

雪上を攻める竹内さん。後ろに見えるクルマは、まさかの・・・?
豪快に雪を巻き上げて走る竹内さんインストラクターと同乗走行。運転操作の方法だけでなく、目線の置き方や操作のタイミングも教えてくれる

スクール開始後に数回走った竹内さんの最初の感想は、前回の富士スピードウェイで体験したウエット路面とは「“滑りの質”が違う」という。さすがに「タイヤが空転して発進できない」「ブレーキが利かなくて雪壁に激突した」といった事態には陥らなかったが、はじめのうちは思い通りのラインを走るのもなかなか困難だったようだ。

スクールのテーマにあるように、同乗したインストラクターからは「安全で速く」走る方法を教えられる。恐る恐るアクセルを踏んでノロノロ走るのではなく、一定のスピードを維持しつつ、無駄な動きを抑えたキレのある走りが要求される。そのためにはカーブ手前から早めにハンドルを切り始めたり、それに合わせてアクセル開度を調整したりといったテクニックが必要になる。

さらには、一般の路上では試すことの出来ないアクセルターンをコース上で実践したり、サイドブレーキを引いてドリフト姿勢を作ったりするなど、非常に実りのある体験になったようだ。

定常円旋回は「ハンドルではなくアクセルで!」

ラリー競技のイメージが強い車種だけに、雪煙がよく似合う
インストラクターの松井氏のデモ走行を助手席から見学インストラクターの松井氏に定常円旋回のコツを教えてもらう

中でも苦戦していたのが、ドリフト状態を維持しながらパイロンの周りをぐるぐると回り続ける「定常円旋回」。ドリフト競技やその練習で見かけることの多い競技だ。普通の路面なら大パワーの後輪駆動車でないとなかなか厳しいが、インストラクターの松井氏によると、意外にも氷上で一番定常円旋回が楽しめるのは四輪駆動車であるとのこと。しかしコレ、出来そうに見えてなかなか出来ないのである。

最初竹内さんは、急にハンドルを切ってドリフトのキッカケを作り、その上で反対方向にハンドルを切ることで(カウンターステア)姿勢を維持しようとした。一般的なドリフトの方法である。しかしこの方法だと、滑りやすい氷の上では予想以上にテールが流れてしまい、結局その場でスピンしてしまうのである。滑走状態を維持できず、その場で180°ターンしてしまうのだ。

そんな時にインストラクターの松井氏にもらったのが「氷上の定常円旋回で大切なのはアクセルワーク。ハンドル操作は二次的なものだ」というアドバイス。すなわち軽いハンドル操作でキッカケを作ってから、あとはアクセルのonとoffの調節で姿勢を保つという内容である。

さらに実際に松井氏にデモランをしてもらい、それを参考に竹内さんも同じように走ってみると、驚くほどスムーズにドリフト姿勢を保ち続けることが出来た。ハンドルをほぼ一定角度に保ったまま、アクセル開度の調整でテールが流れ出すのを抑え、見事にパイロンの周りを周回してみせたのである。

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樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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