【スクープ!】トヨタ ハリアー/ハリアーハイブリッドが復活! ~2013年冬、10年ぶりのフルモデルチェンジへ~
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ユーザーが待ち望んだ「トヨタ ハリアー」いよいよ復活!
2013年冬、トヨタの高級クロスオーバーSUV「ハリアー/ハリアーハイブリッド」がフルモデルチェンジを実施する。
初代ハリアーは、乗用車をベースにした高級クロスオーバーSUVの先駆けとして、1997年にデビュー。上質でスポーティな内外装の仕立てと高い走行性能が特長の、これまでにない新ジャンルのモデルだった。海外市場では高級ブランド「レクサスRX」として販売。瞬く間に人気を集め、北米レクサスブランドのベストセラーとなったほどだ。その後日米欧の各メーカーから続々と同様のコンセプトのフォロワーを生み出すきっかけともなった。
続いて登場した2003年にデビューした2代目ハリアーも、初代の魅力をさらに進化。2005年にはハイブリッドモデルも追加され、大ヒット作となった。その後2009年にフルモデルチェンジを果たした3代目は、日本市場でもレクサス店へ移行。しかし一方で根強い支持を集めていたハリアーも、引き続き国内で販売を継続。結果として、2012年まで9年間に渡り生産されることとなった。
レクサスRXの国内投入後も、根強い人気で継続販売された先代ハリアー
初代・2代目ともに、長きに渡り安定した販売記録を伸ばしたハリアー。2代目のモデル末期に登場した3代目モデルがレクサスブランドに移行し、それと同時に価格帯も上昇したことで、従来の顧客層が値頃感のあるハリアーを支持するという現象も起きている。
トヨタの販売チャンネル「トヨペット店」にとっても、安いコンパクトカー市場が拡大を続ける中にあって、高級車のハリアーは多くの既納客を有し、まだまだ伸びる有望な市場と見ている。そんな経緯もあってか、2012年にいったんは消滅したハリアーが、再び復活することとなったようだ。
ボディサイズは従来型同等か
さて現時点でトヨタからは、新型ハリアーに関する詳細な情報は発信されていない。7月末に発表されたのは「2013年冬にハリアーを販売」し、ハイブリッドモデルもラインナップすることくらい。あとは数枚の画像のみが公開された。
そして9月末。トヨタは改めて新型ハリアーの外観と内装の公開に踏み切った。ただしボディサイズや搭載されるパワートレイン等の情報については、引き続き不明なままだ。ただし実車を目にしたスクープ班の情報によれば、従来型とほぼ同等か、若干小さいくらいのボディサイズに見えたと話す。
実車を確認することが出来たのは外観とインテリアのみ。でもそこから分かることは多い。順を追って紹介していこう。
撮影車はハイブリッドモデル。ハイライト部が紫がかった濃いボディカラーだ。デザインは初代や先代ハリアーのイメージをしっかり継承しつつ、エッジの効いた形状でかなりカッコいい。展示車は18インチのホイールと組み合わされていた。
妖艶で質感の高いインテリアにどきどき
いっぽうインテリアは、写真を見て頂いても分かるように、大胆な造形と配色が目をひく。ブラックとワイン色の組み合わせは妖艶で、オトナのムードがムンムン。インパネ上部の奥はさりげなくブラックの配色となっており、フロントウィンドウへの映り込みに対する配慮もなされているのはさすがだ。全体に質感は高く、これまでのハリアーユーザーのみならず、レクサスRX購入を検討していたユーザーをも振り返らせる魅力に溢れていた。
気になるハイブリッドの性能は、そして価格帯は!?
これまでの経緯を考えても、ハイブリッドモデルを含めレクサスRXに迫る価格帯へと上昇するはずはなく、従来モデル同様の200万円台後半から400万円台の設定が中心となるはずだ。と考えると、新型ハリアーには2代目ハイブリッドのV6 3.3リッターではなく、カムリやクラウンなどに広く採用される直4 2.5リッターハイブリッドシステムが組み合わされると見て間違いない。高効率な最新2.5リッターエンジンとハイブリッドの組み合わせによる燃費性能も、これまで以上に向上してることだろう。
またガソリンモデルについても、直4エンジンを搭載し、200万円台からの比較的求めやすい価格帯のモデルをラインナップするものと思われる。従来型では2.4リッターだったが、これが継続採用されるのか、さらにダウンサイジングされ小型化されるかは現時点では不明だ。
オートックワンでは、新型ハリアーの新たな情報が手に入り次第、本ページにて紹介していく。引き続き楽しみにしていて欲しい。
[レポート:オートックワン編集部 スクープ班]
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