ホンダ フリードハイブリッド・フリードスパイクハイブリッド 試乗レポート/清水草一(3/3)
- 筆者: 清水 草一
- カメラマン:オートックワン編集部
プリウスαを超えるフリードハイブリッドのコストパフォーマンス
気になる燃費はどうか?
今回はお台場周辺の空いた一般道を走っただけだが、燃費計の数字はリッター19kmのあたりを指し、ちょっとビックリするほどよかった。
この数字が妥当かどうかは、もっとしっかりテストしてみないとわからないが、ミニバンとしては非常に燃費がいいことは間違いない。
エンジンは、クルマが重くなった分排気量を大きくしないと、かえって燃費が落ちてしまう。
フリード/フリードスパイク・ハイブリッドは、1500ccエンジンを積んで正解だったようだ。その分お値段は高くなったが、余裕のある走りも得ているので、妥当な価格アップ幅だろう。
私は、フリード/スパイク・ハイブリッドの平均実用燃費を、ちょっと厳しくリッター15kmと予想している。
プリウスαはリッター19kmくらいなのでそれには負けるが、それでもミニバンとしてはトップの方だ。
フリード・ハイブリッドは、3列目にもしっかり大人が乗れるだけのゆとりがある。この点、プリウスαの7人乗りを大きくリードしている。
それで価格は大幅に安いわけなので、燃費(ガソリン代)の差を考えても、コストパフォーマンスはフリード・ハイブリッドに軍配が上がる。
やはりホンダのハイブリッドシステムは、スペース優先のクルマでこそ生きるのでした。
この記事にコメントする