無限フィットハイブリッド 試乗レポート/岡本幸一郎(1/3)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:オートックワン編集部
無限フィットハイブリッドは街乗りや高速走行などにおける使用を重視
2010年10月にビッグマイナーチェンジが実施され、待望のハイブリッドモデルが追加された2代目フィット。
そして、ホンダ車のチューニングパーツなどを取り扱う「無限」では、フィットのマイナーチェンジに対しすぐさまドレスアップ系パーツやスポーツサイレンサーなどをラインアップした。
また、同マイナーチェンジでは、フィットRS、ハイブリッド、13G/13L/15Xのキャラクターが明確に差別化されたことを受け、無限においてもそれぞれのキャラクターに合わせた仕様やデザインが採用されたのが特徴だ。
多彩なニーズに応える充実した商品ラインアップを揃えたあたり、さすがは無限と感じさせられるが、たとえばフィットRS用では、機能パーツ、エクステリアパーツともにスポーツ方向に特化した仕様とし、とくにエアロパーツは非常にアグレッシブなデザインが採用されたのが印象的だった。
これに対し、約半数もの販売を占めているフィットハイブリッドについて、無限仕様はフィットRSと同じくスポーツ方向であることは変わりないものの、車両のキャラクターに合わせて、フィットRSほど尖った仕様とはせず、機能パーツは街乗りや高速走行などでの使用を重視した仕様にしているという。
13G/13L/15Xと共通となるエアロパーツも、ノーマルを活かしたやや控えめなデザインながらも、装着すれば誰でも「変わった」と直感するものとされた。
さらにハイブリッドについては、たとえばインサイトやCR-Zはハイブリッドのみの設定だが、ガソリン車の設定のあるフィットでは「ハイブリッド」という特別感を重視。
「HYBRID」のロゴが点灯するハイブリッドイルミネーショングリルや、カラード×シルバーの2トーン仕様のサイドスポイラーをハイブリッド専用設定としたのはその表れだ。
フィットは販売台数が非常に多い車種であり、他人と違うクルマに乗りたいという人から、ハイブリッドでもワインディングなどでスポーティな走りを楽しみたいと考えている人まで多種多様。そのため、無限ではあらゆるニーズに応えられるよう、商品ラインアップを細分化して揃えている。
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