メルセデス・ベンツ Cクラス クーペ 海外試乗レポート/西川淳(2/4)
- 筆者: 西川 淳
- カメラマン:メルセデス・ベンツ日本
奇をてらわない、コンサバなクーペ
スペインで開催された国際試乗会には、直噴ガソリンエンジンを積む全3グレード(180、250、350)に加えて、至宝の6.2リッター自然吸気V8を積む63AMGの、あわせて4モデルが用意されていた。
実際に現車を見て、あらためて思ったことは、奇をてらわない、言い方は悪いけれどもコンサバなクーペ、ということ。エレガントさではEクーペやCLには敵わないけれども、躍動感という点で上回る。
特に、丸く盛り上がったフロントホイールアーチから、エッジの利いたサイドキャラクターラインが潔くリア上方に向かって伸び上がり、マッシブなリアセクションと融合するあたり、後輪周辺が非常に力強くみえる=とてもFRスポーツらしい、クーペデザインだと思う。
インテリアは、マイナーチェンジしたCクラスに準ずるもの。見栄え質感が上がり、ラグジュアリ度は明らかに増した。ステアリングホイール周辺は、CLSクラスと見まごうほど。
シートはクーペ専用のデザイン。そのせいか、室内をパッと見た印象は、セダンよりもとてもエレガントだ。
AMGは別格のオーラを漂わせている。アグレッシブな表情を、ぜひ写真で堪能して欲しい。
この記事にコメントする