キャデラック SRX クロスオーバー 試乗レポート/岡本幸一郎(5/5)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:島村栄二
なんだかんだで、これも経済的に嬉しいレギュラーガソリン仕様なんです!
3リッターのみとなったV6エンジンは、直噴化されるとともに、吸排気ともに連続可変バルブタイミング機構が与えられている。
2トンをゆうに超える車両重量ながら、概ね不満のない動力性能をもたらしており、かつ非常に滑らかな回転フィールを持っているのも特徴だ。CTSに積まれる3.6リッターエンジンが、将来はどうなるかわからないが、今のところSRXクロスオーバーには、本国仕様でも搭載されていない様子。
ちなみに、200km程度を走った印象では、このクラスとしては実燃費もそこそこ良好で、加えてレギュラーガソリン仕様という経済性もありがたい。
まずは、いうまでもなくデザイン。そして、フレキシブルな使い勝手と、そつない走り。 SRXクロスオーバーは、元STSオーナーの筆者にとっても、かなり食指の動いたクルマである。
この充実した内容で、しかもキャデラックブランドの一員で、価格が上級の「プレミアム」でも600万円を切ったというコストパフォーマンスの高さも特筆できる。 下の「ラグジュアリー」との価格差は50万円で、それでも十分とはいうものの、価格差のわりに装備差が大きいように思えるので、ここはひとつ、購入検討者にはぜひ「プレミアム」を選ぶべきとお伝えしておこう。
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