リンカーン MKX 試乗レポート／岡本幸一郎(5/5)
公開日:
最終更新日:
- 筆者： 岡本 幸一郎
- カメラマン：島村栄二
この乗り心地のよさは出色だ！
走り味は、ゆったりと落ち着いたフィーリングで、乗り心地も快適そのもの。
サスペンションは、大きく姿勢が乱れることをピタッと抑え込みながらも、路面の細かな凹凸に合わせて微小域でスムーズにストロークしてくれるので、衝撃がキャビンに伝わりにくい。この乗り心地のよさは出色だ。
世のCUVにはスポーティな性格を強調したものが多いが、MKXはまったく逆。本当はこうした味を好むユーザーが少なくないのではないかと思う。
高級CUVカテゴリーの日本における販売は、日本勢とドイツ勢でほぼ占められているわけだが、新しいMKXは、見た目もドライブフィールも、彼らとは一味違う興味深いテイストを身に着けていて、とても味わい深い1台であった。
日本では、このクルマのことをまだ知らない人も少なくないと思うが、まずは、こんなに魅力的なクルマが存在することを、一人でも多くの人に知ってもらえるよう期待したいところである。
【PR】MOTAおすすめコンテンツ
ビデオ「ベストモータリング」の制作、雑誌編集者を経てモータージャーナリストに転身。新車誌、チューニングカー誌や各種専門誌にて原稿執筆の他、映像制作や携帯コンテンツなどのプロデュースまで各方面にて活動中。記事一覧を見る
自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。
この記事にコメントする