日産 リーフ 試乗レポート(3/4)

日産 リーフ 試乗レポート
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「長い距離を走れない」という批判は誤り

日産 リーフ

走行安定性はどうか。

リチウムイオンバッテリーの搭載で、車両重量はエクストレイル 20X(4WD)と同じ1,520kg。5ドアハッチバックではかなり重い。

しかし、運転中は車両重量をほとんど意識させない。重いバッテリーを床下に積むからだ。前後輪の中央、しかも低い位置とあって、重心も下がる。旋回時に慣性の影響を受けにくい。

乗り心地も含めて、重厚で骨太な運転感覚だ。

日産 リーフ
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不満な点を挙げるとすれば、リアシートの床と座面の間隔が乏しいこと。

バッテリーを床下に積んだ結果、床が少し高まってリアシートに座ると膝が持ち上がる。荷室も広くはない。サイドウィンドウの下端を後ろに向けて持ち上げたから、斜め後方の視界も損なっている。

もっとも、これらは些細な話。本格量販車となる電気自動車を、快適に仕上げたことに注目したい。

航続距離は満充電された状態で、JC08モード値が200kmだ。

しかし、安心して走れるのは120km前後まで。急速充電器では、基本的にバッテリー容量の80%しか充電できず、ヒーターを使えば電力消費が35~50%も上乗せされる。電気自動車ならではの注意点が多い。

短い航続距離を重大な欠点とする見方もあるが、電気自動車の考え方では、120km程度を走れれば問題はない。というより「長い距離を走れない」という批判が誤りだ。

その理由は、クルマによる長距離移動が、リーフの世界観となるエコに反するから。

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渡辺 陽一郎
筆者渡辺 陽一郎

1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心がけている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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