日産 新型エルグランド 試乗レポート/岡本幸一郎(1/3)
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- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:島村栄二
FF化によりフロア地上高がグッと低くなった室内に、1列目はワンステップでアクセスできるようになったのがポイント。シートに腰掛けると、前衛的なデザインだった従来型とは打って変わり、高級サルーン然としたクオリティ感を呈するインパネが迎えてくれる。
フロアは低くなったが、シートの高さ調整幅が基準値から上に50mm、下に20mmの計70mmととても大きいので、アイポイントを好みの位置に合わせることができる。
ただし、フロントウィンドウやルーフ前端が従来モデルより接近していてサイドウィンドウの位置も低いので、あのワンボックス的な雰囲気が好みだったという人には、しっくりこないかもしれない。
しかし、走りのフィーリングは従来の2世代とはまったく別世界で、前輪駆動化により重心が低くなった恩恵の大きさをヒシヒシと感じさせられる。
コーナリング姿勢はいうまでもなく、ごく普通にまっすぐ走っているときも、上屋が揺れる感じは格段に小さくなっている。
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