トヨタ G'sノア ヴォクシー 試乗レポート(1/4)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:オートックワン編集部
ミニバンにも「走り」の時代到来か!?
登場から3年が経過した現行ノア/ヴォクシーについて、先日のマイナーチェンジで、乗り心地がよくなり、加速感がリニアになるなど、より万人向けに乗り味が変わったことはすでにお伝えしているとおり。 しかし一方で、ノア/ヴォクシーというと、カスタマイズに興味を持つユーザーの比率が少なくないわけで・・・。
それを受けて、トヨタ社内でかねてから企画・開発されていたスポーツコンバージョン車シリーズ「G SPORTS(以下G’s)」の第一弾となったのは、4月にマイナーチェンジしたノア/ヴォクシーがベース。
6月末より発売されたその実車を、ようやくドライブするチャンスを得ることができた。東京オートサロンのトヨタブースにて初披露され大いに話題となったのも記憶に新しい。この新しいブランドがどんなものか、気になっている人も少なくないはず。
現に、2人の子どものためにリアエンターテインメントシステムなどオプションをふんだんに付けて総額400万円超で昨年ヴォクシーのZSを購入した筆者の友人も、「G’sってどうなの?」と、とても気にしている。そういうユーザーが少なくないのが、ノア/ヴォクシーとりわけヴォクシーだったりするのだ。
しかし、その友人には残念な話だが、G’sはコンプリート販売のみで、パーツの単品販売は行なわない。つまり、このエクステリアや走り味が気に入っても、今の愛車に付けることはできない…。
そのかわりG’sでは、生産ライン上でスポット溶接箇所を増し打ちし、補強パーツの追加では不可能なほどボディ剛性を大幅に高めるなど、アフターでは難しい高度なこともやっている。
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