BMW 528i 試乗レポート/岡本幸一郎(1/3)

BMW 528i 試乗レポート/岡本幸一郎
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約43万円も優遇される528iは今が「買い時」

BMW 528i

日本でもとても人気の高い「BMW 5シリーズ」のモデルチェンジというと、気になっている人も少なくないはずだ。

中でも多くの人が強く興味を持っているのは、車両価格715万円の日本導入モデルのエントリーカーとなる「528i」だろう。

従来のE6#系5シリーズのボトムだった「525i」が600万円台中盤と、同じエンジンを積む3シリーズの325iに比べてもあまり開きは大きくなかったことを考えると、下限としてはやや上がったように感じるところだが、カタログを見ると、ひとつ上の「535i」との標準装備品の差がとても小さいことに気づく。

BMW 528i
BMW 528iBMW 528i

装備の充実ぶりからすると、価格設定には至極納得できる。しかも528iはBMW初の「エコカー減税対象車(50%減税)」である。

自動車取得税が約15万3,200円、重量税も約3万円と、計約18万3,200円も減税され、これに新車購入補助金(25万円 or 10万円)をプラスすると、最大で約43万円も優遇されることになる。

となると、走りにさえ不満がなければ、528iは「買い!」の1台に違いない。

先代E6#系であれほど革新的な姿を披露していた5シリーズではあるが、実車を目の前にしてまず感じたのは「今度はずいぶん大人しくなった」ということ。

ボディの実寸はけっこう大きく、先代E6#系に比べてもやや大きくなったものの、視覚的にはあまり大きさは感じないのは、現行E9#系3シリーズを大きくしたようなスタイリングのせいか。

まあ、物議をかもした先代E6#系のデザインも、結果オーライだったとは思うのだが、より多くの人に受け入れられるためには、このほうが好ましいという判断もあったのだろう。

ただ、筆者もE6#系を見て最初はギョッとしたのだが、だんだん見慣れて、最終的にはお気に入りに転じた。ゆえに「つづき」が見たかった気もしなくないところではあるが、新型5シリーズもあくまでBMWらしく、車格に相応しい優雅さを持ちつつ、走りを想起させる軽快感もあるという、いいまとまり具合だと思う。

高いクオリティを醸しだすインテリア

BMW 528i

そして、インテリアがまた素晴らしい。クオリティ感は7シリーズに通じるものがあり、インパネが大胆にドライバーに向けられているのも印象的だ。

ホイールベースが80mmも延長された恩恵は、後席のレッグスペースの拡大に直結。さらに、シート自体のサイズやクッションもたっぷりとしたものとされた。頭まわり空間も、外見から予想したよりも余裕があっていい。

ただ、欲をいうと前席の下につま先が入るスペースがもう少しあるとありがたかったところだ。

ラゲッジスペースも広く、とくに奥行きはかなりのもの。タイヤハウス後方は横幅が広く確保されているので、その部分が塞がっているツーリングよりもむしろゴルフバッグが積みやすい。

リアシートは前倒しが可能で、倒すとかなり大きな荷物も積み込むことができる。

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岡本 幸一郎
筆者岡本 幸一郎

ビデオ「ベストモータリング」の制作、雑誌編集者を経てモータージャーナリストに転身。新車誌、チューニングカー誌や各種専門誌にて原稿執筆の他、映像制作や携帯コンテンツなどのプロデュースまで各方面にて活動中。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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