トヨタ ヴァンガード 試乗レポート(1/3)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:茂呂幸正
ヴァンガードのマイナーチェンジは「燃費の向上」と「減税額アップ」がトピック
RAV4のストレッチバージョンである「ヴァンガード」は、RAV4にはない3列シート仕様があり、さらにはカジュアルなRAV4に対して「高級SUV」と位置づけられているところも特徴だ。
2007年の発売当初は、3.5リッター車も2.4リッター車も4WDのみの設定だったが、1年後に2.4リッター車のみ2WDが追加されている。現在では、その2WDモデルが販売の約7割を占めているという。
ちなみに、ヴァンガードとRAV4の販売台数を比較すると、ヴァンガードの圧勝が続いている。
それどころか、価格差のハンデがあるにもかかわらず、国内SUV販売ナンバーワンという不動の座につける日産 エクストレイルにも、月販で過去何度か勝ったこともあるほどだ。
そしてこのほど、2010年2月にマイナーチェンジを実施。環境性能の向上、内外装の意匠変更および装備の充実が図られた。
燃費については、売れ筋モデルである2.4リッター車の2WDが、オルタネーターの制御の改良により、10・15モード燃費で従来比+0.2km/Lとなる「13.2km/L」を達成。さらに、これまでエコカー減税は50%減税だったところが「75%減税」へと、エコカー減税を加味すると、よりお買い得になったのは朗報だ。
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