ランチア デルタ 海外試乗レポート(2/4)
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- 筆者: 石川 真禧照
- カメラマン:フィアット・グループ・オートモービルズ・ジャパン
ランチアが生み出す新たな奇怪なフォルム
ボディサイズは全長4,520mm、全幅1,797mm、全高1,499mm、ホイールベース2,700mm。長さはプレミオ/アリオンやブルーバードシルフィよりも短いが、幅と高さはクラウンよりもやや大きい、というプロポーション。写真で見るよりも実物はコンパクトだ。
スタイルは5ドアハッチバックだが、ルーフがデールゲート近くまで伸びており、ワゴン的。フロントグリルはランチアが1930~50年代の黄金時代に使用していた楯型。このグリルを中心にボディをデザインしたのでは、と思わせるほどに目立つ。
サイドからリアにかけての印象は、日産のムラーノに似ている。ただしランチアの名誉のためにつけ加えると、サイドに細長いテールランプの造形はランチアが以前から他のモデルに展開し、ランチアの特徴のひとつになっているデザインだ。
インテリアに目を向けると、シックな色使いと仕上がりのよさが、高級ブランドの革バッグをイメージさせる。このあたりのつくりのよさもランチアの魅力だ。
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