テスラ ロードスター 試乗レポート(3/4)
- 筆者: 松田 秀士
- カメラマン:オートックワン編集部
ミッドシップレイアウトによる高いトラクション性能
248psというハイパワーモーターを搭載し、リチウムイオンバッテリーをたくさん搭載することによって航続距離はi-MiEVの160kmに対して実に390kmというから驚く。
そのリチウムイオンバッテリーは前述のように、小さなセルを6831個も積み、重さはバッテリーだけで450kgに達する。このバッテリーはモーターと共にドライバーの後方、後輪車軸の直前に搭載されている。
つまり、ベースのロータスエリーゼと同じミッドシップレイアウトを採用しているのだ。このため、発進時など後輪にかかる最大の瞬間重量は974kgと非常に大きく、それによって発生するトラクションはかなりのもので、発進時のホイールスピンはほとんどなく素晴らしい加速性能だ。
ちなみに0→100km/h加速はスーパーカー並みの3.9秒と報告されている。クルーズコントロールも搭載しオーディオなど快適装備もしっかりとしている。航続距離は約390kmと現在のEVとしては非常に長く、バッテリーの温度を管理するためフロントに冷却用のラジエーターを装備している。
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