メルセデス・ベンツE300 試乗レポート(2/2)
- 筆者: 石川 真禧照
- カメラマン:小宮岩男
ベストなタイヤチョイスで心地よい乗り心地、安全性の積極的な姿勢も評価できる
E300のエンジンは、V型6気筒DOHC 3.0L、170kW(231ps)/6,000回転、トルクは300N・m(30.6kgm)/2,500~5,000回転。
E350の「V6 3.5L」と比較すると、30kW(41ps)、50N・m(5.1kgm)少ない数値になる。
車両重量は、E300もE350も1,710kgなので、7速ATでの0-100/h加速は、E350が7秒台なのに対し、E300は8秒台。ちなみにV8 5.5LのE550は5秒台だ。0-100km/h加速8秒台は3Lクラスのセダンとしては、とくに速くもなく、標準的な性能といってよいだろう。
車線を逸脱した場合、ハンドルが振動しドライバーに注意を促すレーンキーピングアシスト(7万5,000円)が試乗車には装備されていたが、標準装備である「アテンション アシスト」や、「アダプティブ ハイビーム アシスト」などの装備のみでも、十分に安全運転をサポートしてくれる。
このような、安全性に対する積極的な姿勢もメルセデス・ベンツの特徴だ。
さらに、もうひとつトピックスがある。それは、Eクラスはこれだけでシリーズが完成したわけではない。直4 1.8Lターボエンジン(これがとてもよい出来なのだ!)を搭載したE200やE250も、日本上陸を予定している。
このクルマたちも、エコで安全で楽しいドライビングを実現しているのだ。
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