レクサス RX450h 試乗レポート(4/4)
- 筆者: 森口 将之
- カメラマン:島村栄二
さすがエコカー減税対象車。なんとリッター20km超えも!
RX450hにはベースグレードのほかにバージョンLとバージョンSがあり、バージョンLにはエアサスペンション仕様もある。ここまではRX350と同じだが、バージョンSにコーナーでのロールを抑える電動アクティブスタビライザーが標準装備されることが異なる。
バージョンLエアサス仕様の乗り心地はしっとりテイストだが、増加した車重に合わせてもう少しダンピングを効かせてほしいとも感じた。街中でもハードすぎず、山道ではリニアに曲がってくれるバージョンSのほうが、バランスは上に思えた。コーナーでは2tを越える車重が気になるものの、電子制御4WDのおかげでグリップレベルはかなり高いから、その気になればスポーツカー顔負けのスピードで駆け抜けることも可能だ。
燃費はというと、試乗時間の1/3は山道を攻め、残り2/3は一般車に混じってふもとの道を流すという運転パターンで、リッター12km。山道の上りではリッター5kmまで落ちたが、平坦地ではなんと20km超えもあった。
570~650万円という価格はRX350より100万円近く高いけれど、エコカー減税で取得税と重量税がタダだから、支払いの差はこれより小さい。しかも燃費性能や環境性能は高性能SUVとしては驚異的。長い目で見ればRX=450hと考えるのが自然じゃないか?とさえ思えてきた。
この記事にコメントする