バリュー度高し！「ジャガー XE 20d」(直4 2.0 ターボディーゼル搭載モデル) 試乗レポート(2/3)
- 筆者： 国沢 光宏
- カメラマン：茂呂幸正/ジャガー・ランドローバー・ジャパン
いざ走り出せば・・・軽快そのもの！
アイドリング音や振動がちと賑やかだったXEのディーゼルエンジンだが、走り出せば全く問題なし！
エンジン自体のバランスは良く、1500回転以上になると音のレベルまで低くなる。
むしろ高速巡航など積極的に「気持ちよい」と言って良いエンジンの回り方をしてくれるほど。
しかもトルクは有り余る。スペック見たら最大トルク430Nm！ 4.5リッターガソリンに匹敵するのだから当たり前か。1660kgの軽くないボディを軽々走らせてしまう。
その走り、ライバルと比べたって負けてない！
ライバルと比べたって負けてない。
BMWの2リッターディーゼルは380Nmだし、メルセデス・ベンツなど2.2リッターで380Nm。設計の新しいボルボの「D4」も2リッター400Nmである。
ジャガーのディーゼル、音や振動が改良されたら、TOPクラスのポテンシャルを持っていると思う。
8速ATも絶妙なセッティング
組み合わされる変速機は8速トルコンAT。上々の仕上がりで、1速から街中で多用する4速ギアまでがクロスレシオとなり、燃費最適のエンジン回転を実現している。
5速から7速までは流れの良い道を想定しているのだろう。50～80km/hくらいの速度域で最も効率良い回転域を使う。8速は航続巡航用のギアで燃費を稼ぐ。
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1958年生まれ。ベストカーガイド編集部員を経て自動車評論家に。空気を全く読まず言いたいことを言い、書きたいことを書くので自動車メーカーから嫌われている。現在所有しているクルマは日産 リーフやトヨタ MIRAIなど多数。趣味はラリーに出場すること。人気のない（本人談）Ｗｅｂサイトを運営中。記事一覧を見る
自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。
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