軽専用タイヤにもプレミアムの流れ/ブリヂストン「REGNO GR-Leggera」「POTENZA Adrenalin RE003」試乗レポート(1/4)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:佐藤正勝・ブリヂストン
REGNO(レグノ)らしい上質感を軽自動車にも
ブリヂストンから発売された、軽自動車向けの「REGNO GR-Leggera(レグノ ジーアール レジェーラ)」と「POTENZA Adrenalin RE003(ポテンザ アドレナリン アールイー ゼロゼロスリー)」という2商品に、東京のお台場周辺の一般道で試乗する機会を得た。
「レグノ」と「ポテンザ」といえば、かたやプレミアムタイヤ、かたやスポーティタイヤとして、すでに名の知れた伝統あるブランド。いまや新車販売の4割を占めるようになった軽自動車のために、ブリヂストンが満を持して送り込んだ、かつてないコンセプトの新商品である。
あいにく雨の中での試乗となったのだが、雨だからこそわかることもあるはず、と思いたいところだ。
最新のブリヂストン「エコタイヤ」との性能比較を実施
REGNO GR-Leggeraについては、エコタイヤの代表選手「エコピアEX20C」を装着した同車種(「日産 DAYZ」と「ホンダ N-BOX」)と乗り比べることができた。
これまで他社の動向を見ても、普通車向けがメインの商品を軽自動車にも展開した例こそあっても、軽自動車専用に設定とした例というのはない。REGNO GR-Leggeraはそこを一歩踏み出したモデルであり、内容的にもそのとおりで、軽自動車に特化して開発されている。
その最大のポイントは実のところ静粛性能にある。軽自動車はおしなべて中~低周波域の騒音が大きい傾向があり、それを抑制することに注力している。
残念ながら今回は雨の影響が大きく、静粛性能については言及できないのだが、用いられている技術からすると、ドライでは大いに期待できそうだとお伝えしておこう。
[接地性、応答性、快適性、そのいずれも「プレミアム」・・・次ページへ続く]
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