[東京~新潟日帰り往復500km!]ボルボ 新型「 XC60 T6 AWD」ツインチャージャーで行くロング試乗レポ(4/5)
- 筆者: 山本 シンヤ
- カメラマン:阿部昌也
山奥の圧雪路でAWDシステムの実力を垣間見る!
昼食後、日本酒「八海山」の雪中貯蔵庫を見学。最長5年をかけて熟成をさせるそうだが、雪室で貯蔵することでまろやかな味わいになるんだとか。
ちなみにXC60のデビューは2008年だが、周りに惑わされず着実に改良や進化によって熟成してきた…と言う意味では似ているのかな…と。
「雪国に来ているので雪上走行シーンを!」と言う編集部T(満腹でちょっと眠そうなのが軽くイラっとする…)の無茶振り、いや要望を受け、行き当たりばったりで雪道を探しながらの復路となった。
ただ、例年より雪が少ないこともあり、近隣のスキー場への取り付け道路を含めて完全な舗装路面。これは無理かな…と諦めかけていたが、神様は我々を見捨ててはいなかった。とある山奥にある秘密の圧雪路を発見! オンデマンド式のハルデックスタイプのAWDだが、ESPをONにしていれば安定した走り、ESPをOFFだと振り回して遊べるコントロール性の良さも再確認できた[えへん、私のおかげでしょ(編集部T)]。
XC60自体の熟成度もさらに高まった印象
ちなみに今回はパワートレイン以外の変更はないが、これまで感じていたXC60 Rデザインの市街地や高速で若干ドタバタする印象が和らいでいる。
もちろんスタッドレスタイヤの効果もあると思うが、車両重量が1930→1880kgと50kg近く軽くなったことで、前後バランスが適正化されたことも一役買っていると思う。ヒョコヒョコした乗り味は少し影を潜め、リアシートの快適性もアップしていた。
あっという間の日帰り500kmの旅。
復路の燃費はちょっとアップして12.2km/Lを記録。実は途中で気が付いたことなのだが、100km/h前後では8速に入らないことがあるようで、MT操作で8速固定にして走った。到着後ボルボのスタッフにその話を聞くと「80km/h台で8速に入るはず」と言っていたので、もしかしたらこのクルマ特有の問題だったのかもしれない。
[結論! T6 Drive-Eはどんな乗り味だった!?・・・次ページへ続く]
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