[試乗記]新型プリウスは、VW ゴルフやメルセデス・ベンツ Cクラスと並ぶ「世界の定番名車」になった(5/5)
- 筆者: 河口 まなぶ
- カメラマン:和田清志
新型プリウス独自の強い個性が、世界における「トヨタブランド」の価値をも引き上げた
例えば好き嫌いが分かれそうなデザインとしたり、走りをさらに良くしようとするこだわりを盛り込んだりと、とても意欲的なクルマ作りが垣間見られる。
そう考えるとこの新型プリウスで“脱大衆車”を図って、トヨタというブランドの新たな、そして明確な立ち位置を見出そうとしているように思えるのだ。
冒頭にも記したとおり、新型プリウスを走らせていると、VW ゴルフやメルセデス・ベンツ Cクラスのような、そのブランドを代表し、かつ世界の定番と呼ばれるような存在のクルマたちと近い雰囲気を持っているように感じる。
そしてもちろん確実に独自性が生まれており、他のブランドにはできない世界観を持った1台となっており、これぞトヨタを代表し、「世界に誇れる日本の定番名車!」と呼べる1台になったと感じたのだった。
[Text:河口まなぶ/Photo:和田清志]
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トヨタ 新型 プリウス S[FF] 主要諸元
全長x全幅x全高:4540x1760x1470mm/ホイールベース:2700mm/乗車定員:5名/車両重量:1360kg/エンジン種類:「2ZR-FXE」型 直列4気筒 DOHC ガソリンエンジン/エンジン最高出力:72ps(98kW)/5200rpm/エンジン最大トルク:14.5kgf-m(142N・m)/3600rpm/モーター種類:交流同期電動機/モーター最高出力:72ps(53kW)/モーター最大トルク:16.6kgf-m(163N・m)/動力用主電池:ニッケル水素電池/トランスミッション:電気式無段変速機/燃料消費率:37.2km/L[JC08モード燃費]/タイヤサイズ:195/65R15/サスペンション形式:[前]ストラット式コイルスプリング(スタビライザー付)/[後]ダブルウィッシュボーン式コイルスプリング(スタビライザー付)/メーカー希望小売価格:2,479,091円[消費税込み]
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