日本にない日本車を本格オフロードで試す！／三菱 パジェロスポーツ[タイ三菱] 試乗レポート(2/6)

(実は)三菱を支えていた重要モデル「パジェロスポーツ」

初代パジェロスポーツは1996年に登場。当時は日本向け仕様も存在しており、「チャレンジャー」と呼ばれて販売されていた。パジェロ譲りの本格的なオフロード性能はそのままに、都会的でスタイリッシュな内外装が与えられたモデルであった。2代目以降は海外専用車となったが、2015年6月末時点での累計販売台数は40万台に達している。

そんな三菱の屋台骨を支える存在とも言えるパジェロスポーツの最新作は「Stylish＆Comfortable OFFROAD SUV」を開発コンセプトに全域でバージョンアップされた。

コンセプトは「Stylish＆Comfortable OFFROAD SUV」

エクステリアは三菱最新のデザインコンセプトである「ダイナミックシールド」を採用。すでに「アウトランダー」や「ekカスタム」でも採用されているが、フルモデルチェンジでいちから採用されたのはパジェロスポーツが初だ。

力強いフロント、ダイナミックな面構成のサイド、縦長のコンビランプが特徴のリアなどにより、三菱SUVラインナップの中で最もスポーティ＆スタイリッシュなデザインに仕上がっていると思う。

このデザインを見てしまうと、先ごろのビッグマイナーチェンジで大きくアップデートされたはずのアウトランダーがちょっと見劣りしてしまうほど…。

内外装の質感の高さに驚く

インテリアは奇をでらわずオーソドックスなレイアウトだが、質感は大きく引き上げられおり、フラッグシップのパジェロを超えている。

また、三菱SUV初となる「ハイコンソールプロポーション」を採用することで、コクピット感覚がより強まっており非常にスポーティな印象となっている。

[メカニズムは超本格派・・・次ページへ続く]