オトナになった3代目/新型 スマート フォーツー「edition 1」試乗レポート(1/4)
- 筆者: 河口 まなぶ
- カメラマン:和田清志/メルセデス・ベンツ日本
過去にスマートを2台所有した元オーナーが語る新型スマートとの出会い、その第一印象
以前に「スマート ロードスター」という、とてもレアなモデルを2回も購入して所有したことのある僕だけに、「smart(スマート)」は大好きなクルマでありブランドだ。
だから僕は新型の登場を、本当に心待ちにしていた。ドイツ本国で昨年3代目が発表になったことももちろん知っていたし、一刻も早く試したい! と思っていた。そうして首を長くしていたら、今年の夏にようやくその機会が巡ってきて、ドイツのケルンで試したことは以前のレポートの通り。
やっぱり新型も間違いなくスマートだ
うしろから蹴りだされるような独特の加速。他の小型車では絶対に味わえないハンドルの滑らかさ。これぞドライバーより後ろにエンジンがあって、後輪を駆動するRRというレイアウトでなければ得られないフィーリング。他に似た感覚を持つクルマを挙げるなら、あの「ポルシェ 911」が近い・・・そう考えると、スマートがいかに非凡な走りを備えるかが分かる。
ポルシェ911に近い、と聞いて、多くの人は「ホントに?」と思ったはず。だがこれはホントの話で、スマートが生まれた当初から持ち続ける特徴だ。そうした流れを受け継ぐ最新モデルの走りは、ホレボレするものがある。今回日本の道路で走らせて改めて感じたのだけど、いろんなクルマを知る玄人ならば、走らせた時に伝わる感触に、思わずニンマリとするはずだ。
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