軽量化ボディによる一体感ある走り!思わず笑顔になる BMW 新型 7シリーズ海外試乗レポート(2/2)

  • 筆者: 九島 辰也
  • カメラマン:ビー・エム・ダブリュー
軽量化ボディによる一体感ある走り!思わず笑顔になる BMW 新型 7シリーズ海外試乗レポート
BMW 730d BMW 730d BMW 730d BMW 730d BMW 730d BMW 730d BMW 730d BMW 730d BMW 730d BMW 730d BMW 730d 画像ギャラリーはこちら

中国市場を意識し、全てのモデルに4WDを設定

BMW 750Li xDrive

試乗は4.4リッターV8ツインターボエンジンを搭載した「750Li xDrive」 と冒頭に記したディーゼルユニットを搭載した「730d」だった。

パワートレーンは劇的な進化はなく、今回のプレゼンテーションでも時間は割かれなかった。 ただしxDrive、つまり4WDモデルが追加されている。

BMW 750Li xDriveBMW 750Li xDrive

それも本国のカタログをチェックするとすべてのモデルにそれがあった。

中国など路面の舗装状況がまだそれほどよくないエリアでは4WDを欲する声があるのだろう。今回はそうしたニーズに対応したと思われる。

では実際に走らせるとどうなのか?

実は初日にステアリングを握った750Li xDriveはそれほど琴線に触れなかった。

フラットライドなエアサスの効果はあるものの“らしさ”はあまり感じなかったからだ。ロングホイールベースということで“走り”のテイストはスポイルされている。

もちろん、絶対的なパフォーマンスは十分で、過給機がグイグイ加速させる。

今回テストコースとなるワインディングは上り坂が強調されるところが目立ったが、それを余裕でクリアする新型7シリーズの頼もしさはは垣間見ることが出来た。

いつかは“7シリーズ”

BMW 730dBMW 730d

それに対し、2日目に乗った730dはすばらしかった。

冒頭で笑顔になったのはこのクルマ。キッチリ“BMWらしく”動く。3シリーズを基点に鑑みれば、このサイズでもイメージ同等、もしくはそれ以上に走るのだから感動的だ。運動性能は高く、ヒラリヒラリとコーナーを駆け抜ける。

その要因はズバリ軽量化されたフレームにある。このサイズ、このホイールベースの長さにおいてリアセクションの一体感はすごい。あとから考えれば、ロングホイールベースの750Li xDriveも相当だったのだろう。

高級車的なオブラートに包まれたフィールがそれを感じさせなかったのかもしれない。もちろん、フレームだけでなくボディ全体を軽く感じさせたのはターボ付きディーゼルエンジンの特徴も大きい。そもそも低回転で太いトルクを発生させるユニットなのだから当然といえば当然だ。

ただ、いまさらではあるがガソリンエンジンほど回さずしてこれほどスポーティに感じるのだから驚きは隠せない。

モータージャーナリストの九島辰也さん

といった今回のテストドライブ。

7シリーズはジェントルだが、ヤンチャな大人のイメージのあるクルマだけにいつかは乗りたい1台。しかも新型7シリーズは世界初となる自動駐車システム“リモートコントロールパーキング”付き。いつかこいつでジェームズ・ボンド張りのカーライフを送るのもワルくない。

[レポート:九島辰也]

BMW 730dBMW 730dBMW 730dBMW 730dBMW 730d
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九島 辰也
筆者九島 辰也

外資系広告会社から転身、自動車雑誌業界へ。「Car EX」副編集長、「アメリカンSUV」編集長などを経験しフリーランスへ。その後メンズ誌「LEON」副編集長なども経験。現在はモータージャーナリスト活動を中心に、ファッション、旅、サーフィンといった分野のコラムなどを執筆。また、クリエイティブプロデューサーとしても様々な商品にも関わっている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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