フォルクスワーゲンの日本戦略、次なる一手/フォルクスワーゲン ゴルフオールトラック TSI 4MOTION 試乗レポート(1/4)
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- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:阿部昌也
上期国内販売台数1位をメルセデスに奪われたフォルクスワーゲンが練る、次なる一手
今のフォルクスワーゲン(VW)は、コンパクトな「up!」や「ポロ」から、Lサイズの「パサート」「パサートヴァリアント」「シャラン」「トゥアレグ」まで幅広い車種をそろえる。しかしメルセデス・ベンツやBMWはそれ以上だ。価格の安いコンパクトな車種とSUVを中心に選択肢を増やし、今の車種数は日本車を上まわるほどになった。
その結果、2015年上半期(1~6月)における海外メーカー車のブランド別販売ランキングは、1位がメルセデス・ベンツで3万2680台、2位がVWで2万9666台、以下、BMWが2万2674台、アウディが1万5747台と続く。例年はVWがトップだが、2015年の上半期はメルセデス・ベンツが追い抜いた。
車種別に見ると1位は「VW ゴルフ」だが、メルセデス・ベンツは「Cクラス」に加えてコンパクトな「A」/「GLA」/「CLA」がそれぞれ売れ行きを伸ばし、VWに約3000台の差を付けている。
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