autoc-one.jp 記事・レポート 新車情報 試乗レポート 中古車に新品のプレミアムタイヤを履かせてみたら・・・/「ブリヂストン REGNO(レグノ)GR-XI・GRVII」レポート 3ページ目

試乗レポート 2015/8/4 16:05

中古車に新品のプレミアムタイヤを履かせてみたら・・・/「ブリヂストン REGNO(レグノ)GR-XI・GRVII」レポート(3/4)

Text: 山本 シンヤ Photo: 小林岳夫・茂呂幸正・オートックワン編集部
中古車に新品のプレミアムタイヤを履かせてみたら・・・/「ブリヂストン REGNO(レグノ)GR-XI・GRVII」レポート

秘密だらけなタイヤ開発の現場に「突撃取材」!

ブリヂストン プレミアムタイヤ「REGNO(レグノ)GR-XI・GRVII」生誕の地、「ブリヂストン技術センター」(東京都小平市) 最先端技術レポート

このように、タイヤを交換するだけで走りは確実に変わる。その中身は我々も解らない数多くの技術が満載で、基本は機密や秘密ばかりである。

しかし今回、レグノシリーズを開発する上で活用された技術をプレ公開すると言う、何とも太っ腹なイベントを開催。我々は東京・小平市にある「ブリヂストン技術センター」にお邪魔した。

今回見せてもらった施設は3箇所。レグノの特徴の一つは「静粛性」だが、静かなタイヤを開発には、余計な音がでない環境が必要。その一つが、部屋全体を吸音材で覆い音を吸収、反射の影響を防ぐ「無響室」だ。

ブリヂストン プレミアムタイヤ「REGNO(レグノ)GR-XI・GRVII」生誕の地、「ブリヂストン技術センター」(東京都小平市) 最先端技術レポート

音を吸音するという意味では、無響室は音楽室やスタジオに似たイメージの部屋だが、徹底しているのは、外部の騒音や振動を完全にシャットアウトするために、建物全体が免振ゴムで支えられている点だろう。ここではロードノイズに多い「中・低周波」と、パターンノイズに多い「高周波」を抑え、心地よさに影響する周波数を追求し、様々なトレッドパターンが評価・解析されたそうだ。

タイヤの他の性能を考えると、最小限の溝で最大限の消音効果を生むのがベスト。それを実現したのが、GR-XIに採用される「ダブルブランチ型共鳴器」である。無響室で共鳴器あり/なしを体感したが、確実に消音効果があるのを確認出来た。

プレミアムタイヤのパイオニア、REGNO(レグノ)の優れた静粛性はここから生まれた

ブリヂストン プレミアムタイヤ「REGNO(レグノ)GR-XI・GRVII」生誕の地、「ブリヂストン技術センター」(東京都小平市) 最先端技術レポートブリヂストン プレミアムタイヤ「REGNO(レグノ)GR-XI・GRVII」生誕の地、「ブリヂストン技術センター」(東京都小平市) 最先端技術レポート

ただ、タイヤは回転しているので、その時にどのような音が、どこから発生しているのかを確認する必要もある。それを行なうのが「ドラム試験機」である。

ちなみにドラム試験機は数機設置されているが、どれもフル稼働、24時間体制で試験が行なわれている。できるだけ他の音を発生させないために試験機も吸音材でカバー、駆動モーターを別の部屋で駆動するなど、音の発生に対しては非常に細かな配慮が行なわれている。

地下に埋め込まれた直径3mのドラムは実車を置いての測定も可能。タイヤ単体での測定時は押しつけて実際の接地状態にして回転させるのだが、ここで活躍するのがタイヤから発生するノイズを何と132本のマイクを使用する「音源探査装置」。数分のテストで音の発生場所、発生位置を可視化できてしまうそうだ。

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国産タイヤの転がり抵抗はブリヂストンの計測機器が基準だった!

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GR-XI/GRVII共に、ウエット性能と低燃費性能を高いレベルで両立させているが、燃費性能に寄与する転がり抵抗を試験するのが「転がり抵抗試験機」だ。低燃費タイヤのラベリング制度に必要不可欠で、5台の試験機でテストが行なわれている。そのうちの1台は日本の基準機として運用/管理されている。

ちなみに他のタイヤメーカーは、この基準の試験機で検査された「転がり抵抗測定基準タイヤ」を使用して比較試験を行ない、各々の試験機の調整を行なうそうだ。

[最先端レーシングタイヤの開発・解析技術を市販タイヤにも投入・・・次ページへ続く]

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