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試乗レポート 2015/6/25 17:11

梅雨本番! 貴方のタイヤは大丈夫?擦り減ったタイヤはこれだけ怖い!(3/3)

Text: 山本 シンヤ Photo: 小林岳夫
梅雨本番! 貴方のタイヤは大丈夫?擦り減ったタイヤはこれだけ怖い!

ウェットグリップ性能はタイヤの「等級」で目視確認出来る

では、タイヤのウエット性能の良し悪しはどこで判断すればいいのか?

それは、転がり抵抗とウエットグリップの両性能をグレーディングシステム(等級精度)により表示する「ラベリング制度」だ。ちなみに、転がり抵抗の等級が“A”以上、ウェットグリップの等級が“a~d”の範囲内にあるタイヤを「低燃費タイヤ」と定義している。

等級が異なるタイヤ同士のウェット性能を実際にテスト!

「ECOPIA(エコピア)EP001S」(転がり性能AA/ウエット性能A)を装着したプリウス

では、等級が異なるタイヤでは実際にどれくらいの差が出るのか?

2台のトヨタ・プリウスに「ECOPIA(エコピア)EP001S」(転がり性能AA/ウエット性能A)とNEXTRY(ネクストリー)(転がり性能A/ウエット性能C)の新品を履かせて、深さ1~2mmの路面で時速100km/hから完全停止までの距離を測定した。

エコピア、ネクストリーの順番でトライしたのだが、結果「えっ、こんなに違うのか」と言う位の差が生じた。計測すると約10m。この差は正直、ぶつかる/ぶつからないと言ったレベルを超えている。

また、ブレーキング時にエコピアは普通に止まるが、ネクストリーは若干左右に振られ修正舵が必要になったのも気になった。もし、これが高速道路だったら・・・。

転がり抵抗とウエットグリップを同時に満たす技術は、目に見えない「化学」の世界だ。

ウエットグリップを引き上げるには、天然ゴムや合成ゴムから構成される「ポリマー(高分子材料)」をナノスケールで分子配列制御させ摩擦力をアップさせるのと、タイヤの摩擦係数のピーク値を高くさせる効果のある「シリカ」をたくさん&綺麗にポリマーと混ぜることができるのかポイント。

NEXTRY(ネクストリー)(転がり性能A/ウエット性能C)を装着したプリウス

そのために、何と「花王」の衣料用洗剤で培った「界面制御技術」も応用されているそうだ。

ただ、いくらいいタイヤを履いたからと言っても、タイヤの性能を過信してはダメだ。特に雨の日の事故は、晴れの日の5倍というデータもある。「溝の深さ」や「空気圧」と言った点検も重要だが、雨の日は「スピード」と「車間距離」、そして「急ハンドル/急ブレーキ」を避ける運転を心掛けてほしい。

タイヤの性能を活かすも殺すも、最後はドライバー次第なのだから。

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