ホンダ インサイト 試乗レポート(2/4)
- 筆者: 森口 将之
- カメラマン:島村 栄二
実車を見るとカッコイイ!
そのインサイトに、横浜周辺で試乗することができた。
冬の青空の下で見る実車は、写真よりもスタイリッシュだ。Cd値0.28をマークしたストリームラインのおかげもあるけれど、全長4,390×全幅1,695×全高1,425㎜というスリーサイズも効いている。ミニバンでなくても背が高い最近のクルマのなかでは、クーペのように背が低い。カッコいいという言葉を使えるひさしぶりの国産車だ。
そのぶん室内も低い。身長170cmの自分が前後に座ると、リアのひざの前は10cmぐらいの空間が残るが、頭上はギリギリ。大柄な人はシビック・ハイブリッドをどうぞ、ということかもしれない。しかもドアは軽く、インパネ表面の仕上げはほどほど。でもそこから低価格への挑戦という意志が伝わってくる。
シートも厚み感こそないけれど、形状がいいので、2時間続けて座っても不満はなかった。リアシートを倒せば400Lを稼げるラゲッジスペースはとにかく使いやすく、垂直面にもガラスを入れたおかげで視界はかなりいい。
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