メルセデスAMG C63 試乗レポート ～Cクラス最強のスポーツモデルが鮮烈デビュー～【2015】(4/4)
- 筆者： 河口 まなぶ
- カメラマン：メルセデス・ベンツ日本
リアタイヤを滑らせて大パワーFRを満喫
海外試乗では、街中や高速道路、そしてワインディングを存分に試したが、ハイライトは何と言ってもサーキットだった。
もちろん、ここではメルセデスAMG C63 Sを走らせたわけだが、まさにスポーツカーを凌駕するほどの楽しさと気持ち良さを存分に発揮してくれた。
特にパワフルなエンジンによって、リアタイヤを滑らせてクルマの向きを変える大パワーFRならではの楽しみを満喫できる。
「…このままずっと走っていたい」、と思うほど気持ちよい瞬間だった。
Cクラスの美点にスポーティなエッセンス
そうしてサーキットを堪能し、再び公道を走る。するとノーマルCクラスの美点である、非常にバランスに優れた乗り味・走り味を受け継ぎつつも、スポーティなエッセンスが加わることで、とても魅力的な味わいが生まれていることを再確認できた。
そうして試乗を終えての感想はまさに、「欲しい」というひと言に尽きる。
W205オーナーとしてはやはり、このスポーティさとパワフルさはかなり魅力的だ。
そして細かな部分でわずかずつ違う、専用品による演出…まさにタメ息の連続だった。
ついに日本上陸！！
そうして我々がポルトガルでの試乗を終えてから約3ヶ月。ついに日本にメルセデス AMG C63は上陸したのだ。
日本ではまず、発売記念特別限定車であるEdition1のセダン350台が5月27日から、ワゴン50台が6月中旬から計400台発売される。
そうして10月から本格的にメルセデスAMG C63は発売されるという。
間もなく日本でも試乗ができる機会が得られそうなので、乗ったら速攻でまた印象をお伝えしたいと思う。
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1970年生まれ。大学卒業後、出版社のアルバイトをしたのちフリーランスの自動ライターとなる。1997年に日本自動車ジャーナリスト協会会員となり、自動車専門誌への寄稿が増え、プレイステーション「グランツーリスモ」の解説も担当。現在、自動車雑誌を中心に一般誌やwebで自動車ジャーナリストとして活躍。記事一覧を見る
自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。
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