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試乗レポート 2014/12/16 18:48

ブリヂストン ポテンザ RE-71R 試乗レポート/山本シンヤ(1/3)

Text: 山本 シンヤ Photo: 佐藤正勝
ブリヂストン ポテンザ RE-71R 試乗レポート/山本シンヤ

かつてのRE71の名を引き継いだ新タイヤPOTENZA「RE-71R」が登場!

ポテンザ RE-71R

様々な自動車メディアで「いいクルマはタイヤの性能に依存しない・・・」と言われてはいるものの、実際はタイヤの性能によってクルマの性格や性能は大きく変わる。

クルマが路面と接しているのはタイヤだけ、それもはがき一枚分の面積しかない。ある有名なレーシングドライバーは「タイヤは魔物」と語る。タイヤは一見、どれも黒くて丸い物に見えるが、その中身はテクノロジーの塊なのである。

そもそも、クルマを構成するパーツの多くは精度を高める・・・つまり、設計理想値に近付けることで性能向上に寄与する物が多いのだが、タイヤは走行中絶えず変形をしている上に、新品時と摩耗時ではmm単位でサイズが変わる。そんな中で安定した性能を発揮させるには、各タイヤメーカーのテクノロジーと共にノウハウが重要になってくるのだ。

生誕35周年を迎えた世界のブランド「POTENZA」

ブリヂストンのスポーツ系タイヤブランドである「POTENZA(ポテンザ)」は1979年に登場した。

第一作目となるRE47はレーシングタイヤに近い構造/性能を持つ一般公道タイヤで、クルマ好きからは路面に張り付くような魔法のタイヤと言われたという。また、1982年に登場したRE91は今では当たり前となっているサーキットテストによって開発された初めてのタイヤだった。

ポテンザ RE-71

そして、ポテンザブランドを世界に押し上げたタイヤと言えば、1986年に登場したRE71だろう。

開発ドライバーはガンさんこと黒沢元治氏、「緑の地獄」と呼ばれるドイツのニュルブルクリンク・ノルドシュライフェ(北コース)で徹底的に鍛えられたことで、国産初のポルシェ承認タイヤとなった。また、1986年には「959」用のタイヤとしてRE71が標準装備されている。

その後、国内外のスポーツ系モデルの多くにポテンザが純正装着されているのはご存じのことだろう。

現在、ポテンザはブリヂストンのスポーツ系タイヤの総称となり、プレミアムスポーツの「S」とリアルスポーツ(モータースポーツユースも含)の「RE」を用意している。

“史上最速のポテンザ”を謳うRE-71R

RE-71Rサーキット試乗会にて、モータージャーナリストの山本シンヤ氏ポテンザ RE-71R

そんな中、これまでストリートラジアルとしてのリアルスポーツシリーズの頂点であった「RE-11A」から「RE-71R」へとフルモデルチェンジ。何とRE71の名を引き継いだのだ。

開発コンセプトはずばり「史上最速のポテンザ」である。実は従来モデルRE-11Aの開発時は、スポーツカー冬の時代であると同時に、サーキットスポーツ走行層よりも街乗り層の増加という背景もあったため、「一般道からサーキットまで実感できる楽しさと速さの追求」と言うコンセプトを掲げていた。

今思えばスポーツタイヤでありながらもオールラウンドな性格を与えていたとも言えた。しかし、ユーザーの本音は「強いポテンザ」であってほしい・・・だった。ラップタイムが全てではないと言いながらも、ラップタイムは嘘をつかない。「こっちのタイヤは速い」と言うのは口コミでどんどん広まる。

更にトヨタ86/BRZの登場やスバルWRX、マツダロードスターのフルモデルチェンジなどによる、スポーツカーの復権もRE-71R開発の後押しをしたそうだ。

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