日産 新型 スカイライン ハイブリッド 国内初 公道試乗レポート/国沢光宏(3/3)
- 筆者: 国沢 光宏
- カメラマン:島村栄二
量産車世界初採用のステアバイワイヤ技術を試す!
新型 スカイライン ハイブリッドのハンドルには、世界初の電子制御を採用している(「ダイレクトアダプティブステアリング」)。
ハンドルと前輪は直接繋がっておらず、ハンドル切った量をセンサーで検出し、モーターにより最適の切れ角を与えるというもの。将来的には様々な可能性を持つが、現在はワダチ路などでハンドルを取られないというメリットくらいしか感じなかった。むしろ素直さという点で少し不満。ただオモチャとしちゃ面白い。
低速だと少ない操作量でハンドルが大きく切れる反面、高速域はハンドルの切れ角を減らすなど、普通のクルマと違う特性を持つ。絶対的なハンドリングや乗り心地は、日本車から乗り換えた人なら余裕の合格点。輸入車からの乗り換えという人も「まぁいいか」くらいのレベルに届いている。
日産 新型 スカイライン「350GT HYBRID Type SP」[2WD] 主要諸元
全長x全幅x全高:4800x1820x1440mm/ホイールベース:2850mm/車両重量:1800kg/乗車定員:5名/駆動方式:後輪駆動[FR]/エンジン形式:「VQ35HR」型 V型6気筒 DOHC ガソリンエンジン/総排気量:3498cc/エンジン最高出力:306ps(225kW)/6800rpm/エンジン最大トルク:35.7kgf・m(350N・m)/5000rpm/モーター種類:「HM34」型 交流同期電動機/モーター最高出力:68ps(50kW)/モーター最大トルク:29.6kgf・m(290N・m)/動力用主電池 種類/リチウムイオン電池/トランスミッション:マニュアルモード付電子制御7速ハイブリッドトランスミッション/燃料消費率:17.8km/L[JC08モード]/サスペンション[前]:独立懸架ダブルウィッシュボーン式/サスペンション[後]:独立懸架マルチリンク式/タイヤサイズ:245/40RF19[ランフラットタイヤ]/車両本体価格:5,264,700円[消費税5%込み]
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