試乗レポート

プジョー RCZ R 試乗レポート／石川真禧照(3/3)

公開日:2014/03/06 10:11 最終更新日:2014/03/06 10:11

筆者：石川真禧照
カメラマン：オートックワン編集部

Peugeot(プジョー) RCZ R[限定150台／ボディカラー：モロカン・レッド]

痛快極まりないワインディングの走りっぷり

プジョー RCZ Rが最も痛快なのは、なんといってもワインディングでの走りだ。

トルセンLSDを装着したFFスポーツは、コーナーからコーナーへアクセルオンで飛び込んでいける。ハンドルをコーナーに沿ってインべタで加速しながらの走りは本当に楽しかった。ブレーキも強力なのが心強い。

硬めの乗り心地すら心地良い

乗り心地は相応に硬め。上下動もキツく、ややハネ気味だ。でもこの硬さがプジョースポールに乗っているという実感を味わえる部分でもある。それほど普段の足に使える乗りやすいクルマでもあるのだ。

車両本体価格は540万円(消費税8%込)。偶然にも！？日産のモータースポーツ部門が仕上げたスポーツカー「フェアレディZ NISMO」とほぼ同じ価格帯だ。

[レポート：石川真禧照(いしかわまきてる)]

プジョー「RCZ R」主要諸元

全長x全幅x全高：4295x1845x1350mm／ホイールベース：2610mm／車両重量：1340kg／乗車定員：4名／駆動方式：前輪駆動[FF]／ボディ形状：2ドアクーペ／ステアリング位置：左／エンジン種類：ツインスクロールターボチャージャー付直列4気筒ガソリン直噴エンジン／総排気量：1598cc／最高出力：270ps(199kW)/6000rpm／最大トルク：330N･m/1900rpm／トランスミッション：6速マニュアルトランスミッション／燃料消費率：13.7km/L[JC08モード]／タイヤサイズ：235/40ZR19／限定販売台数：150台／車両本体価格：5,400,000円[消費税8%込み]

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筆者石川真禧照

1947年東京都生まれ。1970年日刊自動車新聞社入社。翌年同社退社後、フリーの自動車評論家となる。1982年「I.W.OFFICE」を設立し、自動車を中心としたメディア活動を開始。「自動車生活探検家」として、『GORO』『DIME』（小学館）、『HOT DOG PRESS』（講談社）、『カーセンサー』（リクルート）など多数のメディアで活躍、現在に至る。日本モータースポーツ記者会会員。日本自動車ジャーナリスト協会副会長。記事一覧を見る

監修者樺田卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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