シボレー 新型コルベット(C7)試乗レポート/西川淳(2/3)
- 筆者: 西川 淳
- カメラマン:ゼネラルモーターズ・ジャパン
ハイパフォーマンスカー好きには、ぜひとも注目してもらいたいのが、セットオプションとなるZ51パッケージだ。パッケージオプションというには内容が充実しすぎている。
その衝撃の内容はというと・・・。V8エンジンはドライサンプ化され、ノーマルの機械式LSDにかえて電気式デフを採用、マグネティックライドも装備可能な45ミリモノチューブショック(ノーマルは35ミリ)をおごり、大口径ブレーキローターとインチアップタイヤ&ホイール(鋳造→鍛造)を履いて、エアロデバイスで武装する。と、ほとんど別グレード仕立てである。これに、スポーツエグゾーストシステムを加えておけば、とりあえず、最新コルベットにおける最強仕様の完成となる。
新型コルベットでは、ボディフレームをアルミニウムの新設計とした。旧型のスタンダードグレードはスチール製で、高性能仕様のZ06とZR1のみアルミニウム製だったから、C7のポテンシャルがスタンダード仕様の段階でいかに高まっているかを、理解してもらえることだろう。これをベースとした、さらなる強力バージョンが登場するとしたら・・・。そちらもまた大いに楽しみだ。
この記事にコメントする