フォルクスワーゲン ポロ ブルーGT(Polo BlueGT)試乗レポート/今井優杏(2/2)
- 筆者: 今井 優杏
- カメラマン:島村栄二
こんなんもはやバイクやないか!と思って色々心配になるが(騒音とか振動とかね)、どうやら停止されるのは燃焼だけだから、ぶっちゃけ、運転していたら気筒休止にはほぼ絶対に気付かないこと請け合い。
この1,400rpm~4,000rpm & 25~100Nmという環境はべつにとても特別なものではなく、普通に走行をしていればいとも簡単に突入する領域だ。
プレス発表によれば『EUのドライビングサイクルのほぼ70%をカバーする運転領域にあたります』ということで、平均車速の遅い日本の都市部ではさすがにそこまでのパーセンテージではないだろうが、ちょっと郊外に出ればかなりそれに近い領域でクルマが勝手に気筒休止をしてくれるということになる。
ちなみに試乗ステージは富士スピードウェイの場内道路(レーシングコースではなく、その周囲を取り囲む道路)だったのだが、そんなにひたすら長い直線を走ったりしなくても、平坦な道を走ればすぐに気筒休止状態に入っていた。
これなら日本の市街地でも活発に働いてくれそうでとても嬉しい。
さらに、ポロ ブルーGT はACT以外にも技術や設計の見直しなどで、涙ぐましいほどの軽量化・効率化を実現しているが、乗っていて感心したのは軽量化してもきちんと静粛性が保たれているところや、走りの面でのワクワクさせるようなターボの演出もきっちり盛り込まれていることだ。
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