ランボルギーニ ガヤルド LP560-2 50° アニヴェルサリオ 試乗レポート/石川真禧照(1/2)
- 筆者: 石川 真禧照
- カメラマン:島村栄二
そのパワーユニットは、ガヤルドシリーズに共通のV10 DOHC 5.2リッターだが、最高出力は10psアップされ、560psに。最大トルクは540Nmを得ている。カタログデータもノーマル仕様より速く、0→100km/h加速は3.9秒、最高速は320km/hと公表されている。ミッションはオプションのシーケンシャルeギアシステムを搭載している。
変わらぬ独自の儀式からスタート
ガヤルドをスタートさせるには、相変わらず独自の儀式を要求される。
コラム左横のイグニッションキーをONにし、スターターボタンを押す。同時に周囲にV10 5.2リッターのカン高い咆哮を轟す。
ミッションはセンターコンソール上に3ツ並んだボタンの中央、Aボタンを押す。そのままアクセルを踏めば、スペシャル ガヤルドは動き出す。一旦停止し、バックしたいときはダッシュ左下のRボタンを押す。
マニュアルシフトはコラムから生えているパドルレバーで行う。信号停止したときはパドルを両手で同時に引くと、N(ニュートラル)に入る。
Dレンジで加速テスト。公道上だが、ストップウォッチでの計測でも4.2秒を記録。ノーマルモードでも4000回転以上からはバク音を発しながら加速し、8300回転でシフトアップする。ハンドルは重めだが、路面の凹凸で上下動があり、ややハネ気味。本当にフラットな路面でのレーシング走行用にセッティングされているのだ。それはワインディングでも同じだった。しかし、後輪駆動車としての安定感は優れており、その点での不安はなかった。
このサスペンションはセンターコンソールのスイッチで5cmほど車高を高くすることもできる。
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