メルセデス・ベンツ 新型 GL550 4MATIC 試乗レポート/金子浩久(1/2)

メルセデス・ベンツ 新型 GL550 4MATIC 試乗レポート/金子浩久
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重量を感じさせない軽やかな加速

メルセデス・ベンツ GL550 4MATIC

現在、メルセデス・ベンツにはGL、G、ML、GLKと4車種のSUVがラインナップされている。

その中でも、今回試乗した新型GLクラスは最も大きい。全長は5メートルを超える5145mm。全高は1850mm。全幅にいたっては2メートルに届かんとする1980mmもある巨体だ。重量は2540kgだが、試乗した「GL550」にはオプションの「ON&OFF ROADパッケージ」が装着されていたので50kg増の2590kg。定員は、3列シートの7人乗り。

メルセデス・ベンツ GL550 4MATIC
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GLは寸法通りのメルセデス・ベンツのSUVのトップモデルで、2013年の4月に7年ぶりのフルモデルチェンジを受けた。

フロントグリルの形状とクロームメッキが増えたところ、ウエストラインが最後でキックアップしているところなどが外見上の主な違いだ。

搭載しているエンジンはセダンのS550と共通する4.7リッターV8ツインターボ。ガソリン直噴で、アイドリングストップする最新型だ。

張り出したステップにまず足を掛けて上り込むようにしてシートに座って走り出すと、最初に驚かされるのは、その軽やかな加速だ。とても2.6トン近くもある大きなクルマとは思えないほどスーッと進んでいく。

71.4kgmもの最大トルクは1800rpmという低い回転数から発生していて、7速ATはそれを賢くピックアップして、一番効率が良くなおかつ気持ち良く加速するギアをつなぎ合わせていく。

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ショックや振動のカドが丸められ、乗り心地はまるで船

メルセデス・ベンツ GL550 4MATIC

その軽快な加速感以上に驚かされるのは、その乗り心地だ。

まるで、船!

船が水面を進んでいく時のように、路面の凹凸での上下動やコーナリングでの前後へのピッチングと左右へのロールが発生するのは当然なのだが、どこにもカドが無い!

メルセデス・ベンツ GL550 4MATIC
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あらゆるショックや振動のカドが丸められ、やんわりとイナされていく。

それでいて、船のようにいつまでも揺れ続けることはなく、一回でピタリと収まるところはさすがだ。

タイヤはしっかりと接地していて、サスペンションだけがしなやかに動きながら、抑えるところは抑えている。いくら曲がっても、軸はブレない。流行りの言葉で喩えれば、“体幹”がしっかりとしている。

セルフレベリング機能が付いた電子制御エアサスペンションで、乗車人数や積載量にかかわらず一定の車高を維持し、「ADS(アダプティブ・ダンピング・システム)」がショックアブソーバーの減衰特性を瞬時に自動調整していることが大きく効能を発揮しているのだろう。

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金子 浩久
筆者金子 浩久

モータリングライター 1961年東京生まれ。 自動車と自動車に関わる人間について執筆活動を行う。主な著書に、『10年10万キロストーリー』(1~4)、『セナと日本人』、『地球自動車旅行』、『ニッポン・ミニ・ストーリー』、『レクサスのジレンマ』、『力説自動車』など。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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