ホンダ 新型アコード ハイブリッド 試乗レポート/国沢光宏(2/2)
- 筆者: 国沢 光宏
また、速度レンジが高くなればなるほど燃費の低下は大きくなっていく。プリウスより車重が300kg重く、空気抵抗も大きいためだ。このあたりは仕方ないと思う。それでも同じクラスのトヨタ カムリHVと比べれば、20%以上良い数値である。乗り方によって実用燃費に大きな差が付くと言うことだけは認識おいて欲しい。
乗り心地は少し変わっている。比較的滑らかな路面状況だと素晴らしくフラット。路面のデコボコを全て吸収してしまう、と言っても大げさじゃないほど。手放しでホメておく。けれど少し大きな“うねり”や大きな段差などあると、良くない意味で突っ張る感じが出る。荒れた路面を走った人だと「イマイチ」の評価になるかも。
小さいデコボコは上手に吸収し、大きい入力になると従来通りという構造のダンパーを使っているためなのだけれど、皆さんどう評価するだろうか?
燃費を引き出すためユッタリ走るという使い方が前提ならば、全く問題なし。「ハイスピード域になると落ち着きがなくなる」という弱点は気づかないかもしれません。
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