ベントレー コンチネンタルGTスピード 国内試乗レポート/金子浩久(3/3)

ベントレー コンチネンタルGTスピード 国内試乗レポート/金子浩久
ベントレー 新型 コンチネンタル GT スピード[ボディカラー:Ganite(メタリック)] ベントレー 新型 コンチネンタル GT スピード ベントレー 新型 コンチネンタル GT スピード ベントレー 新型 コンチネンタル GT スピード ベントレー 新型 コンチネンタル GT スピード ベントレー 新型 コンチネンタル GT スピード ベントレー 新型 コンチネンタル GT スピード ベントレー 新型 コンチネンタル GT スピード ベントレー 新型 コンチネンタル GT スピード ベントレー 新型 コンチネンタル GT スピード エクステリア・フロント正面 ベントレー 新型 コンチネンタル GT スピード エクステリア 画像ギャラリーはこちら

熟練の職人が最上級の素材で仕立てあげたインテリア

ベントレー 新型 コンチネンタル GT スピード エンブレム刺繍が施されたフロントシートベントレー 新型 コンチネンタル GT スピード ステアリング周り

贅沢なのは動力性能に限った話ではない。とびきり上質なインテリアに囲まれた車内もまた、贅沢極まりない。最上等の革、ウッド、金属などが熟練した職人の手によって組み込まれている。イングランド中部クルーにあるベントレーの工場を取材したことがあるけれども、まさに工房という言葉がふさわしい環境で製造が進められていた。

素材に関しても徹底していて、ベントレー社はスペインとカリフォルニアに山林を所有し、そこで車内のウッドパネルに用いる樹木を栽培するところから行っているのだ。伐採した樹木は数年間乾燥され、木目の美しいところがパネル用に選ばれる。

ベントレー 新型 コンチネンタル GT スピード エンブレムベントレー 新型 コンチネンタル GT スピード 運転席周りベントレー 新型 コンチネンタル GT スピード センターコンソールベントレー 新型 コンチネンタル GT スピード メーター周りベントレー 新型 コンチネンタル GT スピード
ベントレー 新型 コンチネンタル GT スピード インテリア・インパネ周りベントレー 新型 コンチネンタル GT スピード フロントシートベントレー 新型 コンチネンタル GT スピード リアシートベントレー 新型 コンチネンタル GT スピード リアシートベントレー 新型 コンチネンタル GT スピード ラゲッジ・荷室
ベントレー 新型 コンチネンタル GT スピード リアコンビランプはLED式

同じように、革や金属も吟味を重ねたものが丁寧に加工され組み付けられていた。

だから、そうして手間を掛けて造られるベントレーは多くの台数を製造できない。創業以来のクルー工場も改装を重ねてきたとはいえ、年間一万台以上を製造するキャパシティがない。ベントレーはそれを逆手に取って、超高性能を持った超高級車だけを造ってきている。

ベントレー 新型 コンチネンタル GT スピードベントレー 新型 コンチネンタル GT スピード ヘッドランプベントレー 新型 コンチネンタル GT スピード リアフェンダーベントレー 新型 コンチネンタル GT スピード W12エンブレムベントレー 新型 コンチネンタル GT スピード リアコンビランプとハイマウントストップランプはLEDで彩られる

90年に及ぶ、高性能への憧れと情熱

ベントレー 新型 コンチネンタル GT スピード 試乗レポート7ベントレー 新型 コンチネンタル GT スピード 試乗レポート2

グレートノーザン鉄道のエンジニアであったウォルター・オーウェン・ベントレーは90年前、新時代の乗り物と持てはやされていた自動車に、機関車のようなスタミナとどこまでも走り続けられる動力性能を与えられないかと試行錯誤を繰り返していた。

自身の名前を冠したベントレー車はフランスのル・マン24時間レースで腕試しを行い、見事に総合優勝を重ねていった。速さとスタミナを武器にして、世界各地のレースを席巻。ベントレーの名声は、モータースポーツから始まった。

長い沈黙の後、2003年にベントレーは再びル・マン24時間レースで勝利を収めた。贅沢な超高級車ではあるが、その精神はアスリートにあるというのがベントレーというクルマなのである。

コンチネンタルGTスピードには、連綿と受け継がれたベントレーの伝統とクラフトマンシップ、それに最新技術による超高性能が宿っている。クルマ好きの夢の一台であることは間違いない。

[レポート:金子浩久]

BENTLEY「Continental GT Speed」2013年モデル 主要諸元(※撮影・試乗車両は欧州仕様車)

ベントレー 新型 コンチネンタル GT スピードベントレー 新型 コンチネンタル GT スピード

全長x全幅x全高:4806x1943x1394mm/ホイールベース:2746mm/車両重量:2320kg/駆動方式:フルタイム4WD(四輪駆動)/総排気量:5998cc/エンジン種類:W12気筒 6.0リッター ツインターボチャージド/最高出力:625ps(460kW)/6000rpm/最大トルク:800N・m/1700rpm/最高速度:329km/h/0-100km/h加速:4.2秒/トランスミッション:8速AT(ZF製・クイックシフト・ステアリングコラム搭載パドルシフト付)/タイヤ:275/35RZR21/乗車定員:4名/車両本体価格:2490.0万円[消費税込み]

※試乗車両にはカーボンセラミックブレーキ(1,837,500円)/ダークティント仕上げ21"Speedアロイホイール(220,900円)/Conveniense Specification[アダプティブクルーズコントロール/リアビューカメラ/バレットキー/プライバシーハンドセット(フロント)](569,900円)/ベンチレーション機能付フロントマッサージシート(113,000円)/Belugaコントラストステッチ(251,700円)/ディープパイルオーバーマット(52,400円)/Naim for Bentley プレミアムオーディオシステム(966,500円)などのオプションを装備

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金子 浩久
筆者金子 浩久

モータリングライター 1961年東京生まれ。 自動車と自動車に関わる人間について執筆活動を行う。主な著書に、『10年10万キロストーリー』(1~4)、『セナと日本人』、『地球自動車旅行』、『ニッポン・ミニ・ストーリー』、『レクサスのジレンマ』、『力説自動車』など。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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