スマート フォーツー electric drive [電気自動車] 試乗レポート/岡本幸一郎(3/3)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:オートックワン編集部
シティコミューターとして過不足ない発進加速性能
ドライブすると、モーターならではのレスポンスとトルクによりゼロ発進から滑らかに加速していく。
やや大人しめの印象だった第2世代に比べると、明らかに速くなっている。0-60km/h加速はわずか5秒を誇り、0-100km/h加速は13秒以下、最高速度は120km/h以上と、ガソリンモデルに比べてそん色ない性能を確保している。
シティコミューターとして過不足ない発進加速性能を備えているし、日本での高速道路の走行でもまったく問題ないだろう。
ブレーキは第2世代と同様、ガソリンモデルと同じく油圧ブースター式を採用。
ただし、ガソリンモデルと違ってエンジン負圧が発生しないため、バキュームポンプを追加している。第3世代からは、ブレーキ回生機能を備えたのも特徴で、これによりエンジンブレーキ効果も高まるとともに、航続可能距離が増えている。
もちろん小さいからこそ大いにこだわったという、スマートならではの世界最高水準の安全性能も保持している。
コンパクトなボディサイズと個性的なスタイリングを持つスマートフォーツーの良さをそのままに、EVとしての利便性を享受でき、まったくのゼロエミッションでの走行が可能なのは、フォーツーエレクトリックドライブならではである。
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