横浜ゴム 新スタッドレスタイヤ『ice GUARD5』試乗レポート/飯田裕子(1/2)

  • 筆者: 飯田 裕子
  • カメラマン:オートックワン編集部
横浜ゴム 新スタッドレスタイヤ『ice GUARD5』試乗レポート/飯田裕子
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制動距離も燃費性能もさらに向上!『ice GUARD5』

新スタッドレスタイヤ『ice GUARD5』
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ブラックアイスにミラーバーンと聞いて、何を指しているかおわかりになるだろうか。

これから戦隊モノの話をするわけではない。加えてソロバンや洗濯板ではどうかしら…。昭和の生活を振り返るわけでもない。さらに圧雪に砂雪…。

そう、これらはすべて凍結路面の状況を表す名前である。横浜ゴムが厳しい路面凍結コンディションを表す表現方法として使っているものだ。

凍結路面にも様々な種類がある。さらに雪や氷は温度によってもコンディションが変わる。所変われば寒さの傾向も路面の傾向も変わる。

横浜ゴムから新たに登場した第5世代目のスタッドレスタイヤ『ice GUARD5』(アイスガード・ファイブ)は、凍結路面を安全に「走る」、「曲がる」、「止まる」を最大のテーマとして開発されたタイヤなのだそうだ。

そしてその性能を3年後でも高いレベルを維持できる持続性能も高められ、さらに環境タイヤ『ブルーアース』の開発コンセプトを採用することで、スタッドレスタイヤでも転がり抵抗を5%も低減しているという。制動距離は短くなっているのに、低転がりタイヤとしての燃費性能も向上している。

雨上がりのグラウンドの水分をスポンジで吸い取る作業

新スタッドレスタイヤ『ice GUARD5』
新スタッドレスタイヤ『ice GUARD5』新スタッドレスタイヤ『ice GUARD5』

そして、最も進化したのは氷上性能だ。特徴は新開発の『スーパー吸水ゴム』と新設計+新採用の『非対称トレッドパターン』にある。

吸水は大事なのだ。吸水ゴムの働きを聞いたとき、雨上がりのグラウンドで運動会や部活動を行うためにスポンジで水分を吸い取る作業が頭に浮かんだ。

凍結路面はマイナス数℃ではタイヤと氷路の間に摩擦による水膜ができ、タイヤはその上で滑り易くなる。するとハンドルやブレーキが効きづらく駆動力も発生しにくい。路面が凸凹であれば接地性が悪くなり、性能ダウンはなおさらだ。ちなみに、凍結路面と言ってもマイナス20℃にもなれば、冷えすぎて水分は発生しづらく氷の上でもタイヤの摩擦力はかなり高い。

グラウンドの水分をスポンジで吸い取る作業…。アイスガード・ファイブは『スーパー吸水ゴム』により様々な路面状況下で発生する水膜の水分を吸水し路面との密着性を高め、吸い取った水分はスポンジを振り回すと水分が飛散するように、タイヤが回転しながら排出を繰り返す性能を凹凸路面でも行う工夫があるのだ。

ズーム画像で見るとスーパー吸水ゴムを採用するタイヤ断面には“新マイクロバルーン”と呼ばれるプチプチの穴が開き、コレが吸水のカギとなる。

加えて柔らかさが特徴の“吸水ホワイトゲル”という新素材が路面とタイヤの密着度を高めることにより、あらゆる路面で吸水力を高める。その効果は、先代タイヤと比べて吸水力が約21%も向上したのだとか。

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飯田 裕子
筆者飯田 裕子

OL時代に始めたレース活動をきっかけに、クルマへの興味/関心を深め、フリーの自動車ジャーナリストに転身。自動車雑誌への執筆や自動車系TV番組出演などから、活動の場を広げ、現在では女性誌および一般誌、新聞、Web、ラジオ番組でのパーソナリティ、TV、トークショーと活躍の場は幅広い。ドライビングインストラクターとしてのキャリアも長く、自動車メーカーをはじめ、一般企業、保険会社、警視庁などが主催するスクールでの指導にも定評あり。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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