試乗レポート

フォルクスワーゲン CC 試乗レポート／飯田裕子(1/3)

公開日:2012/07/24 10:30 最終更新日:2012/07/27 10:45

筆者：飯田裕子
カメラマン：オートックワン編集部　撮影協力：富津ブリストルヒルゴルフ＆レジデンス

日本におけるフォルクスワーゲンのフラッグシップモデル

『パサートCC』改め、『フォルクスワーゲン CC』が大きなマイナーチェンジを行った。

CCというファーストネームはそのままに、“パサート”などのファミリーネームではなく独立系モデルとして、“フォルクスワーゲン（以下VW）”という総本家の名前をいただいたことになる。それだけでCCのステータスが上がったように感じても間違いではない。

と言うのは今回、CCはVWのセダン中、フラッグシップモデルの「フェートン」(日本未導入)に次ぐモデルという位置づけを再定義されたのだ。ちなみに、CCの下には「パサート」シリーズ(パサートオールトラック／パサートセダン／パサートヴァリアント)がくる格好だ。

エレガントさはそのままに、さらに魅力アップ

VWブランドの中でもCCは、「お洒落」とか「エレガント」という形容を積極的に使いたくなる数少ないモデルだ。内外装のデザインや個性や質感の高さは、デビューしたときから与えられている。

今回のビッグマイナーチェンジでは名称変更の他にも、デザインの変更や搭載エンジンの変更、安全関連を含む装備の追加などを実施。その結果、VW CCの魅力はさらに高まり、モデルの完成度も上がっているという印象を抱いた。

円弧を描くルーフラインこそ「VW CC」を特長付ける最大のポイント

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筆者飯田裕子

OL時代に始めたレース活動をきっかけに、クルマへの興味／関心を深め、フリーの自動車ジャーナリストに転身。自動車雑誌への執筆や自動車系TV番組出演などから、活動の場を広げ、現在では女性誌および一般誌、新聞、Web、ラジオ番組でのパーソナリティ、TV、トークショーと活躍の場は幅広い。ドライビングインストラクターとしてのキャリアも長く、自動車メーカーをはじめ、一般企業、保険会社、警視庁などが主催するスクールでの指導にも定評あり。記事一覧を見る

監修者樺田卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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