ランボルギーニ アヴェンタドール 試乗レポート/清水草一(2/4)

  • 筆者: 清水 草一
  • カメラマン:オートックワン編集部
ランボルギーニ アヴェンタドール 試乗レポート/清水草一
ランボルギーニ アヴェンタドール LP700-4 フロントイメージ ランボルギーニ アヴェンタドール LP700-4 フロントイメージ ランボルギーニ アヴェンタドール LP700-4 リアフェンダーからサイドを撮影 ランボルギーニ アヴェンタドール LP700-4ランボルギーニ アヴェンタドール LP700-4 リアビュー1 ランボルギーニ アヴェンタドール LP700-4 リアビュー2 ランボルギーニ アヴェンタドール LP700-4 フロントイメージ ランボルギーニ アヴェンタドール LP700-4 フロントイメージ(ドア開) ランボルギーニ アヴェンタドール LP700-4 リアイメージ ランボルギーニ アヴェンタドール LP700-4 フロントイメージ ランボルギーニ アヴェンタドール LP700-4 リアイメージ ランボルギーニ アヴェンタドール LP700-4 サイドイメージ 画像ギャラリーはこちら

エンジンスタートスイッチは、どう見ても「ミサイル発射ボタン」っす

ランボルギーニ アヴェンタドール LP700-4 ドライバーズシート付近
ランボルギーニ アヴェンタドール LP700-4ランボルギーニ アヴェンタドール LP700-4と清水草一氏

万物に感謝しつつ、幅の広いサイドシルをまたいで乗り込むと、うおおおおお!

インテリアも外観に負けず劣らず物凄い!わかりやすく言えば“超絶高級ガンダム世界”。凄すぎてマンガチックになっちゃいました、と言うしかない。

特に私がビビビと来たのは、センターコンソール中央にしつらえられた、フタ付きのボタン式エンジンスターターだ。ボタン式スターターはすでにトヨタなどでまったく一般的だが、アヴェンタドールのそれは、見ただけで危険な香りバリバリ。

だって、雰囲気がミサイル発射ボタンそのものなんだから!!

「これを押したらクルマが爆破されるのか!?」って感じで、腰抜け野郎には押すこともできまいて。ふふふふふ。

ボタンを押すと「バウゥゥゥゥゥン!!」という強烈なサウンドが炸裂する。周囲は「すわ、テロか!?」と確実にビビる。その瞬間、オーナーは深い満足感に浸ることができる。

今回の試乗会はペースカー付きの追い越し禁止。クルマのお値段を考えれば当然だろう。実は私は、「エンジン回転は4000rpmまで」といったキツいシバリを覚悟していたのだが、それはナシ。「ひょっとして700馬力を全開にできるのか?」と期待はふくらんだ。

これまでのランボルギーニと異なり、実に快適な乗り心地

ランボルギーニ アヴェンタドール LP700-4 エンジンルームランボルギーニ アヴェンタドール LP700-4 袖ヶ浦フォレストレースウェイにて

アヴェンタドールは戦艦なので、猛烈にデカいエンジンを積んでいる。排気量は6,498cc。先日発表されたフェラーリF12は6,262ccなので、それを若干上回っている。ランボルギーニは常にフェラーリより少しデカいエンジンを積み、直線加速番長を誇ってきたのである。

ピットロードを出ると、ペースカーのガヤルドはいきなりグイッとペースを上げた。ペースカーのドライバーはイタリア人レーサー。やはりイタリアの血は安全より危険を愛する。ジャポネの血もたぎるぜ!

助手席に座った編集部Y氏は、「乗り心地がいいですね~」と感心しきりだ。確かにガシガシゴツゴツした感触はほとんどない。ただしここは路面が超絶スムーズなサーキット。真の乗り心地は公道で乗ってみないとなんとも言えないが、これまでのランボルギーニのように、1時間も運転すると強烈な腰痛に襲われるようなことはなかろう。

ランボルギーニ アヴェンタドール LP700-4 袖ヶ浦フォレストレースウェイを走行ランボルギーニ アヴェンタドール LP700-4 袖ヶ浦フォレストレースウェイを走行

アヴェンタドールは、センターコンソールの切替ボタンで3つの走行モードを選べる。「コンフォート」「スポーツ」「コルサ(レース)」の3つだ。スタート直後はまずコンフォート+オートマチックモードを選んでいたので、余計に乗り心地がGOOD。変速ショックもまったくない。

アヴェンタドールは、いわゆる「セミAT」を採用しているが、メカニズム的にはちょっとクラシカルなシングルクラッチ式(レクサスLFAなどが採用)で、最先端のツインクラッチ式(フェラーリ458などが採用)ではない。ツインクラッチ式だと、完全にシームレスに変速が行われるが、シングルクラッチ式は、一瞬クラッチが切れる。

アヴェンタドールの場合、わずか0.05秒間とはいえ、駆動力がなくなる瞬間がある。が、アヴェンタドールの「コンフォートモード」は、まるでトルコン式ATのように、穏やかに変速が行われる。これなら妙齢の女性とのデートドライブでも文句は出まい。快適快適だっはっは。

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清水 草一
筆者清水 草一

1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。代表作『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高はなぜ渋滞するのか!?』などの著作で交通ジャーナリストとしても活動中。雑誌連載多数。日本文芸家協会会員。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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