フランスの郵便車がそのまま限定車に!?/「カングー ラ・ポスト」発表会レポート(1/2)
- 筆者: トクダ トオル(MOTA)
- カメラマン:オートックワン編集部
カングーとフランス郵便車の深イイ関係
毎回毎回楽しませてくれる「ルノー カングー」の限定車だが、今回もやってくれた。特別仕様車「カングー ラ・ポスト」が、フランス郵便純正の黄色いカラーをまとって登場したのだ。
フランスを旅した方なら、黄色いボディに青文字で「LA POSTE(ラ・ポスト)」と書かれたバンを見かけたことがあるかもしれない。これがフランス郵便の配達・集配用車両だ。中でも「ルノー カングー」の商用モデルは、郵便車としてかなりのシェアを獲得している。
現行2代目カングーの開発時、『独特なハンドブレーキの形状は、一日300回も操作する郵便配達員の声を反映し決められた』と語られていたが、そんなエピソードもフランス郵便とルノーとの深い関係性を物語っている。
日本でも愛される「幸せの黄色いカングー」
他方で、乗用タイプのカングーは、初代・現行型ともに黄色をテーマカラーとしていた。「幸せ」をイメージさせる黄色は、ファミリー層からも多く支持されるカングーのキャラクターともマッチしている。ここ日本でも人気の高いカラーだ。
毎年全国から多くのカングーが集結する「カングージャンボリー」会場でも、LA POSTE仕様にカスタマイズされた黄色いカングーの姿を少なからず見かけることが出来る。乗用車なのに、わざわざ「はたらくクルマ」の商用車風にドレスダウンして、フランス現地の雰囲気を楽しんでいるのだから面白い。
そんな背景もあってか、今回の特別仕様車「カングー ラ・ポスト」は、いつもよりちょっぴり多めな限定150台が用意される。その内訳は、1.6リッター・4速ATモデルが90台、1.2リッター直噴ターボ・6速MTモデルが60台となっている。
わざわざカラードバンパーを黒にドレスダウンし、商用車っぽい雰囲気もばっちりだ。
[ルノージャポンのこだわりっぷりは半端ない!・・・次ページへ続く]
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