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試乗レポート 2009/9/2 17:00

ルノー カングー 試乗レポート(1/2)

関連: ルノー カングー Text: 森口 将之 Photo: オートックワン編集部
ルノー カングー 試乗レポート

室内が驚くほど広くなった、新型ルノー カングー

ルノー カングー リアスタイリング

「フルゴネット」という言葉を知っているだろうか。フランス語で「小型商用車」を表す言葉で、同じボディを用いた乗用モデルもこう呼ばれてきた。

車格は日本のライトバンに近いが、全高がミニバン並みに高いことが大きな違いだ。近年のヨーロッパの小型商用車は、このカタチが一般的である。

ルノーは昔からこのカテゴリーの主役だった。その地位を決定づけたのが1997年発表のカングーで、全世界で250万台も販売されている。日本でも、他メーカーのフルゴネットが輸入されなかったこともあり、個性的なコンパクトミニバンとして多くのユーザーに支持されてきた。

そのカングーが、なんと12年ぶりにモデルチェンジを実施した。ハイトワゴンのパッケージングや親しみやすいデザインは、新型にも受け継がれた。

ルノー カングー フロントスタイリング
ルノー カングー フロントビュールノー カングー リアビュー

しかしサイズは、かなり大きくなった。4,215×1,830×1,830mmという数字は、旧型より180mm長く、155mm幅広く、20mm高い。とりわけ以前は5ナンバー枠内だった全幅が、一気に1.8mオーバーとなったことに驚かされる。

プラットフォームも格上げされた。旧型は当時のルーテシアと同じだったが、新型はひとクラス上のメガーヌと同じCプラットフォームを使う。2,700mmのホイールベースは旧型より100mm長く、グランセニックの2,735㎜に近い。この大型化には明確な理由がある。

ヨーロッパの商用車では、ユーロパレットと呼ばれる輸送用パレット(1,200×800mm)を積めることが前提だが、旧型はこのパレットが入らず、後発のライバルに対する欠点とされてきた。

ルノー カングー フロントシート
ルノー カングー リアシートルノー カングー サイドブレーキ

そこでラゲッジスペース拡大のためにサイズアップを敢行したのである。

おかげで室内は一気に広くなった。前席ではとくに横方向の余裕が目立つ。フロントシートは着座位置が高く、厚みも増しており、旧型以上にふっかりした掛け心地を味わえるようになった。

リアシートのヒップポイントはさらに高く、身長170cmの自分が座るとひざの前には15cmもの空間が残るし、広がった幅のおかげで3名乗車も苦にならない。

運転席まわりでは、操作系のがっしりした作りが印象的。

それもそのはず、L字型パーキングブレーキレバーは、1日300回もこのレバーを扱う郵便局員の意見を参考にしたそうだ。旧型のフロアからインパネのセンターパネルに移ったシフトレバーの位置も操作しやすかった。

収納スペースの大きさも目立つ。フロント頭上のトレイ、2Lのペットボトルが2本入るセンターコンソールなど、どこをとっても巨大で使いやすい。

ルノー カングー シートアレンジ

旧型ではラゲッジスペース両脇にあったオーバーヘッドコンソールがリアシート頭上に移ったのは、カーテンエアバッグを装備するためだそうだ。

ラゲッジスペースの幅が広がったことは前に書いたとおりだが、使い勝手もアップしている。リアシートの折り畳みはワンタッチになり、助手席もフラットに倒せるので、2.5m級の長尺物も楽に積める。

トノカバーは低い位置にセットして棚にも使え、不要なときはリアシート背後に固定しておける。

3列シートでないことを不満に思う人がいるかもしれないけれど、年に1~2回しか使わないサードシートがないおかげで、ここまで使いやすい空間が手に入るのだから、こっちのほうがいいと思う人も多いのではないだろうか。

ルノー カングー シートアレンジルノー カングー ラゲッジアレンジルノー カングー ラゲッジアレンジルノー カングー ラゲッジアレンジルノー カングー

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