ルノー 新型クロスオーバー「キャプチャー」試乗レポート/藤島知子(4/4)
- 筆者: 藤島 知子
- カメラマン:オートックワン編集部
新型ルーテシア譲りの活発な運動性能
キャプチャーに搭載されるのは直列4気筒1.2L直噴ターボエンジンにゲトラグ社製の乾式6速デュアルクラッチ トランスミッションとなる。こちらは4代目ルーテシアでもお馴染みのパワーユニットだが、ギアレシオについても特に変更は加えられていないとか。
まずは上級仕様の「インテンス」でドライブに出かけてみる。駆け出しでアクセルペダルをグッと踏み込んだりすると、デュアルクラッチが稀に荒っぽく繋がる傾向もあるが、慣れてくると、その荒削りな感覚に妙に親しみが湧いてくるから不思議なものだ。
120馬力の1.2リッター直噴ターボエンジンは、踏み込んでも瞬間的にパンチが効いた加速を見せるタイプではないが、ゆったり構えてドライブする上では必要にして十分な印象を受ける。その点では、低燃費で走行できるECOモードも備えているし、先を急いだりしないスローライフ派にもってこいのリズム感を備えたモデルといえそうだ。
ルノー キャプチャー インテンス[2WD(FF)] 主要諸元
全長x全幅x全高:4125x1780x1565mm/ホイールベース:2605mm/車両重量:1270kg/乗車定員:5名/ステアリング位置:右/駆動方式:2WD(FF)/エンジン種類:ターボチャージャー付 筒内直接噴射 直列4気筒 DOHC 16V ガソリンエンジン/総排気量:1197cc/最高出力:120ps(88kW)/4900rpm/最大トルク:19.4kg-m(190N・m)/2000rpm/トランスミッション:6速 エフィシェント デュアル クラッチ/サスペンション:(前)マクファーソン式/(後)トーションビーム式/タイヤサイズ:205/55R17/車両本体価格:259.8万円[消費税5%込]
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