autoc-one.jp 記事・レポート 特集 自動車評論家コラム 都市交通の新しい提案、ポルシェのE-ハイブリッドはオススメか?

自動車評論家コラム 2015/11/27 22:15

都市交通の新しい提案、ポルシェのE-ハイブリッドはオススメか?(1/2)

関連: ポルシェ Text: 清水 和夫 Photo: ポルシェ ジャパン
都市交通の新しい提案、ポルシェのE-ハイブリッドはオススメか?

実は環境を大切にするDNAを持ち合わせたメーカー

919ハイブリッド2015年のル・マン24時間レースにおいて復帰2年目で悲願の総合優勝

ポルシェはハイブリッド技術に対して熱心だ――そう言われると意外に思うかもしれないが、2015年のル・マン24時間レースにおいて復帰2年目で悲願の総合優勝を果たした、記念すべきマシンは「919ハイブリッド」である。

LMP1のレギュレーションではライバルのトヨタもアウディもハイブリッドを使うが、ポルシェのシステムは唯一リチウムイオンバッテリーを使い、しかもターボの排熱から発電するF1と同じシステムも持っている。

サーキット1周で回生できるエネルギー量は8MJ(メガジュール=1,000,000Nm )とライバルよりも多い。

つまり、ポルシェのル・マンカーはハイブリッドの特性を最も生かしているのだ。

限定918台で市販されたスーパーカーのポルシェ918限定918台で市販されたスーパーカーのポルシェ918

限定918台で市販されたスーパーカーのポルシェ918はミッドシップのスーパーカーだが、このマシンもまたプラグイン・ハイブリッド(PHEV)。エンジンをかけずに電気自動車として走ることも可能だ。

ポルシェがハイブリッドにこだわる理由のひとつに115年前の出来事が関係していると思う。

創業者のフェルディナンド・ポルシェは若干28歳のとき、オーストリアのローナー社で技師として働いていた。そこで考案したクルマがローナーポルシェ。自分の名前を冠した初めてのクルマだった。

このクルマこそがシリーズ式ハイブリッドで、ホイールにモーターを内蔵したインホイールモーターを採用している。現代でも実用化されていない技術を115年も前にプロトタイプとして開発していたのだ。

ローナーポルシェは1900年に開催されたパリ博覧会に出典され、ポルシェの名前は世界的に知られることとなった。

ポルシェ博士がなぜシリーズ式ハイブリッドにこだわったのか。当時はまだガソリン車が普及しておらず、むしろ電気自動車の方が多く町中を走っていた。生まれたてのガソリンエンジンは効率と出力が低く、実用化には性能が足りなかった。

そこでエンジンで発電してモーターで走るシリーズ式ハイブリッドを考案したのだった。

ポルシェというとレースやスポーツカーのイメージが強いが、実は環境を大切にするDNAを持ち合わせたメーカーなのである。

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