最後の6気筒MRポルシェ、選ぶべきはどっちだ! ポルシェ ボクスター/ケイマンGTS 試乗レポート(3/3)

  • 筆者: 大谷 達也
  • カメラマン:島村栄二・ポルシェジャパン
最後の6気筒MRポルシェ、選ぶべきはどっちだ! ポルシェ ボクスター/ケイマンGTS 試乗レポート
ポルシェ ボクスター(6気筒2.7リッターNA)・ケイマンGTS(6気筒 3.4リッターNA) 試乗レポート/大谷達也 ポルシェ ボクスター(6気筒2.7リッターNA)・ケイマンGTS(6気筒 3.4リッターNA) 試乗レポート/大谷達也 ポルシェ ボクスター(6気筒2.7リッターNA)・ケイマンGTS(6気筒 3.4リッターNA) 試乗レポート/大谷達也 ポルシェ ボクスター(6気筒2.7リッターNA)・ケイマンGTS(6気筒 3.4リッターNA) 試乗レポート/大谷達也 ポルシェ ボクスター(6気筒2.7リッターNA)・ケイマンGTS(6気筒 3.4リッターNA) 試乗レポート/大谷達也 ポルシェ ボクスター(6気筒2.7リッターNA)・ケイマンGTS(6気筒 3.4リッターNA) 試乗レポート/大谷達也 ポルシェ ボクスター(6気筒2.7リッターNA)・ケイマンGTS(6気筒 3.4リッターNA) 試乗レポート/大谷達也 ポルシェ ボクスター(6気筒2.7リッターNA)・ケイマンGTS(6気筒 3.4リッターNA) 試乗レポート/大谷達也 ポルシェ ボクスター(6気筒2.7リッターNA)・ケイマンGTS(6気筒 3.4リッターNA) 試乗レポート/大谷達也 ポルシェ ボクスター(6気筒2.7リッターNA)・ケイマンGTS(6気筒 3.4リッターNA) 試乗レポート/大谷達也 ポルシェ ボクスター(6気筒2.7リッターNA)・ケイマンGTS(6気筒 3.4リッターNA) 試乗レポート/大谷達也 画像ギャラリーはこちら

グレードは決まった! でもクーペとオープンはどうする!?

ポルシェ ボクスター(6気筒2.7リッターNA)・ケイマンGTS(6気筒 3.4リッターNA) 試乗レポート/大谷達也

これだけでも相当にややこしいのに、ボクスターのボディ剛性がオープントップとは思えないほど向上し、いまや「走りを優先するならボクスターじゃなくてケイマン」と単純に言い切れなくなっているのだから問題の根は深い。

もちろん、ボクスターにだってS、GTSが用意されていて、それぞれケイマンと同じような特色を有している。つまり、悩ましい問題が一挙に倍増したようなものだ。

4番目のスーパーモデル「ケイマンGT4」「ボクスター スパイダー」が追加された

ポルシェ ボクスター(6気筒2.7リッターNA)・ケイマンGTS(6気筒 3.4リッターNA) 試乗レポート/大谷達也ポルシェ ボクスター(6気筒2.7リッターNA)・ケイマンGTS(6気筒 3.4リッターNA) 試乗レポート/大谷達也

さらにはケイマン/ボクスターのそれぞれに走りをさらに先鋭化した「4番目のモデル」が先ごろ追加された。

こちらは「ケイマンGT4」もしくは「ボクスター スパイダー」と呼ばれるけれど、お値段はどちらも1000万円オーバー。「それだったらいっそのこと911を狙ったら?」という話になりかねない。実は、いくらボクスター/ケイマンがよくなってその差が縮まったとはいえ、やはり911は911。揺るぎない安定感と品質感にはやはり「へへー!」と思わず平伏したくなる威厳が備わっている。

でも、値段の問題はここにも横たわっている。先ごろベーシックモデルもターボ化/ダウンサイジング化が図られた911のお値段は1244万円がスタート地点。ケイマンGT4もしくはボクスター・スパイダーとはやはり200万円近い開きがある。

2016年、ボクスター/ケイマンが4気筒ダウンサイジングターボエンジンになる!?

ポルシェ ボクスター(6気筒2.7リッターNA)・ケイマンGTS(6気筒 3.4リッターNA) 試乗レポート/大谷達也ポルシェ ボクスター(6気筒2.7リッターNA)・ケイマンGTS(6気筒 3.4リッターNA) 試乗レポート/大谷達也

「じゃあ、やっぱり“素”のケイマンだな」と話は振り出しに戻ってしまうのだけれど、ここでちょっと心配なのがケイマン/ボクスターにもダウンサイジングの波が押し寄せるとのニュース。

もっとも、これは巷を賑わす噂でもなんでもなく、ポルシェ自身が公式に発表していることで、2016年中にケイマン/ボクスターのエンジンは現行の自然吸気水平対向6気筒からターボ付き水平対向4気筒に変更されるというのだ。

つまり、6気筒エンジン搭載のケイマン/ボクスターを新車で買えるのはこれが最後のチャンスというわけ。

「だったら、ここは背伸びしてケイマンGTSにいくか!」なんて言い出すと、いつまでたっても話が終わらない。ここは初志貫徹して、“素”ケイマンの6MTを強力に推薦してこのリポートの締めくくりとしたい。

あ、オープン好きの方には“素”ボクスターの6MTもお勧めですよ!!

[レポート:大谷達也/Photo:島村栄二・ポルシェジャパン]

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ポルシェ ボクスター(6気筒2.7リッターNA)・ケイマンGTS(6気筒 3.4リッターNA) 試乗レポート/大谷達也ポルシェ ボクスター(6気筒2.7リッターNA)・ケイマンGTS(6気筒 3.4リッターNA) 試乗レポート/大谷達也ポルシェ ボクスター(6気筒2.7リッターNA)・ケイマンGTS(6気筒 3.4リッターNA) 試乗レポート/大谷達也ポルシェ ボクスター(6気筒2.7リッターNA)・ケイマンGTS(6気筒 3.4リッターNA) 試乗レポート/大谷達也ポルシェ ボクスター(6気筒2.7リッターNA)・ケイマンGTS(6気筒 3.4リッターNA) 試乗レポート/大谷達也

ポルシェ ボクスター[6速MT(7速PDK)] 主要諸元

ポルシェ ボクスター(6気筒2.7リッターNA)・ケイマンGTS(6気筒 3.4リッターNA) 試乗レポート/大谷達也ポルシェ ボクスター(6気筒2.7リッターNA)・ケイマンGTS(6気筒 3.4リッターNA) 試乗レポート/大谷達也

全長x全幅x全高:4374x1801x1282mm/ホイールベース:2475mm/車両重量:1310kg(1340kg)[DIN]/駆動方式:MR[ミッドシップエンジン・後輪駆動]/エンジン種類:水平対向6気筒 直噴ガソリンエンジン/総排気量:2706cc/最高出力:265ps[195kW]/6700rpm/最大トルク:280N・m/4500-6500rpm/リッターあたりの出力:97.9ps[72kW]/リッター/最高速度:264(262)km/h/0-100km/h加速:5.8秒(5.7秒/スポーツクロノパッケージ装着、スポーツ・プラスモード使用時:5.5秒)/トランスミッション:6速マニュアルトランスミッション(7速PDK:ポルシェ・ドッペルクップルング)/サスペンション:[前]独立式マクファーソンストラット《ポルシェチューン》/[後]独立式マクファーソンストラット《ポルシェチューン》/タイヤサイズ:[前]235/45ZR18/[後]265/45ZR18/荷室容量:[前]150リッター/[後]130リッター/メーカー希望小売価格:6,340,000円(6,870,000円)[消費税込み]

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ポルシェ ケイマンGTS[6速MT(7速PDK)] 主要諸元

ポルシェ ボクスター(6気筒2.7リッターNA)・ケイマンGTS(6気筒 3.4リッターNA) 試乗レポート/大谷達也ポルシェ ボクスター(6気筒2.7リッターNA)・ケイマンGTS(6気筒 3.4リッターNA) 試乗レポート/大谷達也

全長x全幅x全高:4404x1801x1978mm/ホイールベース:2475mm/車両重量:1345kg(1375kg)[DIN]/駆動方式:MR[ミッドシップエンジン・後輪駆動]/エンジン種類:水平対向6気筒 直噴ガソリンエンジン/総排気量:3436cc/最高出力:340ps[250kW]/7400rpm/最大トルク:380N・m/4750-5800rpm/リッターあたりの出力:99.0ps[72.8kW]/リッター/最高速度:285(283)km/h/0-100km/h加速:4.9秒(4.8秒/スポーツクロノパッケージ装着、スポーツ・プラスモード使用時:4.6秒)/トランスミッション:6速マニュアルトランスミッション(7速PDK:ポルシェ・ドッペルクップルング)/サスペンション:[前]独立式マクファーソンストラット《ポルシェチューン》/[後]独立式マクファーソンストラット《ポルシェチューン》/タイヤサイズ:[前]235/35ZR20/[後]265/35ZR20/荷室容量:[前]150リッター/[後]184リッター/メーカー希望小売価格:9,150,000円(9,790,000円)[消費税込み]

ポルシェ ボクスター(6気筒2.7リッターNA)・ケイマンGTS(6気筒 3.4リッターNA) 試乗レポート/大谷達也ポルシェ ボクスター(6気筒2.7リッターNA)・ケイマンGTS(6気筒 3.4リッターNA) 試乗レポート/大谷達也ポルシェ ボクスター(6気筒2.7リッターNA)・ケイマンGTS(6気筒 3.4リッターNA) 試乗レポート/大谷達也ポルシェ ボクスター(6気筒2.7リッターNA)・ケイマンGTS(6気筒 3.4リッターNA) 試乗レポート/大谷達也ポルシェ ボクスター(6気筒2.7リッターNA)・ケイマンGTS(6気筒 3.4リッターNA) 試乗レポート/大谷達也
ポルシェ ボクスター(6気筒2.7リッターNA)・ケイマンGTS(6気筒 3.4リッターNA) 試乗レポート/大谷達也ポルシェ ボクスター(6気筒2.7リッターNA)・ケイマンGTS(6気筒 3.4リッターNA) 試乗レポート/大谷達也ポルシェ ボクスター(6気筒2.7リッターNA)・ケイマンGTS(6気筒 3.4リッターNA) 試乗レポート/大谷達也ポルシェ ボクスター(6気筒2.7リッターNA)・ケイマンGTS(6気筒 3.4リッターNA) 試乗レポート/大谷達也ポルシェ ボクスター(6気筒2.7リッターNA)・ケイマンGTS(6気筒 3.4リッターNA) 試乗レポート/大谷達也
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大谷 達也
筆者大谷 達也

1961年、神奈川県生まれ。エンジニア職を経験後、1990年二玄社に就職し、CG編集部に配属となる。以来、20年間にわたり同誌の新車情報、モータースポーツに関する記事を企画・編集・執筆。2010年3月フリーランスとなる。現在もCGの編集・執筆業務に携わる傍ら、ENGINE、GENROQ、東京中日スポーツ新聞、レーシングオンなどにも寄稿。日本モータースポーツ記者会会員。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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