ポルシェ 911 海外試乗レポート(4/4)

  • 筆者: 河村 康彦
  • カメラマン:ポルシェ・ジャパン株式会社
ポルシェ 911 海外試乗レポート
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いつの時代も“最新のポルシェが最良のポルシェ”である

試乗

こうして、「予想以上の進化ぶり」を実感させてくれたのが今回のマイナーチェンジ。そしてそれは、「次期“998型”のパワーユニットを先取り」と言ってもおかしくない、価値ある内容である事にも驚かされた。常に進化の手を緩めない911というモデルは、こうしてその“祖先”である356の生誕からちょうど60年目にして、再び大きな飛躍を遂げたのだ。

今回のマイナーチェンジは後輪駆動のカレラ系に限られたが、同様リファインがカレラ4/タルガ4という4輪駆動系モデルについても近々加えられる事はすでに発表済み。一方、今回搭載のPDKの許容トルクが「440Nmまで」というところから勘案すると、少なくともこのPDKはターボ系モデルについては搭載が出来ないという事も明らかだ。

とはいえ、それではターボ付きのエンジンを搭載した911の進化がこのまま止まってしまうのかといえば、そんな事はあろうはずもない。「スポーツカーとは、手を掛ける事を止めた途端に魅力を失ってしまう存在」と誰よりも知っているポルシェ社だけに、こちらにはまた我々が驚く何らかの方法で、必ずリファインを加えてくるに違いない。

“最新のポルシェが最良のポルシェ”――かのフェリー・ポルシェが発したこのフレーズは、こうしていつの時代にも受け継がれて行くのである。

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河村 康彦
筆者河村 康彦

1960年東京生まれ。工学院大学機械工学科卒。モーターファン(三栄書房)の編集者を経て、1985年よりフリーランスのモータージャーナリストとして活動を開始し、現在に至る。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員、ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー選考委員、インターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤー選考委員 などを歴任。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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