autoc-one.jp 記事・レポート 新車情報 試乗レポート 立ち位置を変えず進化を続けてきたポルシェ 911にタルガトップを備えた「911 タルガ4GTS」試乗レポート 2ページ目

試乗レポート 2016/4/8 17:05

立ち位置を変えず進化を続けてきたポルシェ 911にタルガトップを備えた「911 タルガ4GTS」試乗レポート(2/3)

立ち位置を変えず進化を続けてきたポルシェ 911にタルガトップを備えた「911 タルガ4GTS」試乗レポート

自然吸気エンジンの911

ポルシェ 911タルガ 4GTS
ポルシェ 911タルガ 4GTSポルシェ 911タルガ 4GTS

新しい潮流は、911の中でも生まれている。ベーシックモデルに位置付けられる「911カレラ」にターボが装着されたことだ。

従来型カレラのエンジンは水平対向6気筒の3.4リッターだったが、新型の2016年モデルは3リッターのツインターボになる。ターボの装着で最高出力は20馬力高い370馬力に達し、JC08モード燃費も従来の10km/Lに対して今は12.8km/Lとなった(7速PDK)。ポルシェターボは1970年代の中盤から用意されているが、2016年モデルからは、いわゆるベースエンジンに採用されている。

水平対向6気筒の3リッターだから、いわゆるダウンサイジングターボとは少し異なるが、ポルシェも排気量を小さくする方向に進んでいる。

となればターボを装着しない自然吸気エンジンの911は、今後バリエーションを縮小するだろう。このような惜しむ気持ちもあって、試乗車には自然吸気の『911タルガ 4GTS』を選んだ。

アクセルペダルを深く踏み込むことを挑発するような子供っぽい設定ではない

ポルシェ 911タルガ 4GTS

タルガ 4GTSは、電動開閉式のタルガトップを備えた911のスポーティーモデル。エンジンは水平対向6気筒の3.8リッターで、ターボを装着せずに最高出力は316kW(430馬力/7500回転)、最大トルクは440N・m(44.9kg-m/5750回転)となる。

この動力性能の数値自体は、さほど高いわけではない。911カレラSが搭載する新開発された3リッターターボの高出力仕様は、309kW(420馬力/6500回転)・500N・m(51kg-m/1700~5000回転)で、最大トルクは911タルガ 4GTSを上まわる。

ポルシェ 911タルガ 4GTS

しかしタルガ 4GTSのエンジンは、吹き上がりが自然吸気らしくとても鋭い。緻密な回転感覚も、ポルシェの伝統といえるだろう。

特に感心するのが5000回転を超えた領域で、エンジン回転が高まるほどアクセル操作に対する反応も鋭敏になっていく。得意な回転域は5000~7000回転付近だ。

しかもドライバーにアクセルペダルを深く踏み込むことを挑発するような子供っぽい設定ではない。エンジン音も過度な演出をせずに心地好く聞こえる。

ポルシェ 911タルガ 4GTS

スポーツエンジンでありながら、アイドリングストップも装着されている。日本車では、エコカー減税に該当しない高性能エンジンにはアイドリングストップがほとんど付かないが、欧州車では装着が常識になった。大排気量の高性能エンジンはアイドリング時の燃料浪費も多いから、日本車もなるべく停止させたい。

タルガ 4GTSのJC08モード燃費は10km/Lだから、V型6気筒の3.5リッターエンジンを搭載するレクサス「RC350」の9.8km/L、3.7リッターを搭載した日産「フェアレディZ」の9.1km/Lなどに比べると、4WDでありながら少し優れた数値になる。

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